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ISBN 10 : 4000612425
Content Description
意志の自由は道徳の大切な根拠だ。自由に選べるからこそ結果に責任が生じると私たちは考える。だが、現代科学は、一見自由にみえる私の選択も原因と結果の必然的な連鎖として説明し尽くせると言う。困った、どう考えたらよい?似たことは昔もあった。「全能の神が支配する世界では人間が自由勝手に選ぶなんてありえない」「自由とは欲求に従って行為することでしかない」etc.哲学がどう答えてきたかを見ながら、行為と自由をめぐる問題を考える。
目次 : 第1章 自由意志の問題/ 第2章 自由意志としての自由/ 第3章 理性/ 第4章 自然/ 第5章 自由ぬきの道徳?/ 第6章 「自由意志説の自由」への疑い/ 第7章 自己決定と意志/ 第8章 自由と自然におけるその位置づけ
【著者紹介】
トーマス・ピンク : ロンドン大学キングス・カレッジ教授。ケンブリッジ大学で博士号取得。心の哲学、倫理学、中世ならびに近世哲学を中心に幅広く研究を行う
戸田剛文 : 京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。近世哲学・認識論
豊川祥隆 : 京都看護大学非常勤講師。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。近世哲学・認識論
西内亮平 : 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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