トーマス・デ・パドヴァ

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ケプラーとガリレイ

トーマス・デ・パドヴァ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560083390
ISBN 10 : 4560083398
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

科学史上に輝く巨星の対照的な生涯と大発見!同時代の二人が交わした書簡に秘められた真相とは?グローバル化の波に乗る十七世紀の先進都市を舞台に、「天才たち」の劇的な生き様を、気鋭の科学ジャーナリストが活写する。「最良の科学書」第1位に選出された評伝。

目次 : 第1部 望遠鏡で覗くと(磨いたガラスの向こうの世界―ガリレイがすでにあった望遠鏡をもう一度発明した顛末/ 数学によって天に梯子をかける―ケプラーの月についての夢/ 新しい宇宙―眼の人、ガリレイ/ 夜はどうして暗いのか?―ケプラーと科学の歴史的瞬間/ 王侯に仕えたいという希望について―ガリレイ教授、宮廷哲学者になる/ 「衆人の愚かさを笑ってやりましょう!」―ケプラーの情熱的な手紙と不可解な反応)/ 第2部 イタリア人とドイツ人(リュート弾き―ガリレイ家における音楽と数学/ 「私は神学者になるつもりでした」―傭兵の息子から数学者にいたるケプラーの道/ 黄金の秤―アルキメデスの足跡をたどるガリレイ/ 天空の秘密と結婚の秘密―ケプラーが星から読み取ったこと/ 真理探究の同行者―ガリレイ、ひそかなコペルニクス信奉者/ 「ガリレイ、勇気を持って、打って出てください!」―人食い鮫のような科学者たちとケプラー)/ 第3部 天国と地獄のあいだ(頭の中の曲線―ケプラーはどのようにして惑星の法則を発見したか/ 誰にも止められない出世―権力の中心のガリレイ/ 底なしの淵のほとりで―ケプラーの運命の年/ ケプラー宛ての最後の手紙―コペルニクスを不可とする教会の決定とガリレイ/ 不吉な彗星―戦争のさなかに。ケプラーのガリレイ批判/ 切り裂かれた空―ガリレイ裁判と近代的な世界像の成立)

【著者紹介】
トーマス・デ・パドヴァ : 1965年、ドイツのライン河畔の町ノイヴィートに生まれ、ボンとボローニャの大学で物理学と天文学を学ぶ。ジャーナリストとしては、ベルリンの新聞『ターゲスシュピーゲル』に科学記事をわかりやすく書くことから出発。現在はドイツ物理学会事務局などに所属。オーストリア文部教育省による「最良の科学書2010」の「自然科学・技術部門」の第1位に選出された

藤川芳朗 : 1944年生。東京都立大学大学院修了。ドイツ文学専攻。横浜市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケニオミ

    ガリレイは科学史に大きな足跡を残した人物ではあるが、自己顕示欲が非常に強い人であった。立身出世を強く願ったため、ローマカトリック教会に自ら近づくことになり、最終的には墓穴を掘り異端裁判の犠牲になった。皮肉にもこのことでガリレイは英雄視されるのだが、自分の誤った考えにさえ固執し、自分以外の考えの持ち主に激しく攻撃を加える俗物であった。反面、ケプラーは、ブラーエの残した星の運行記録から独自の法則を導き出す才能と、科学的方法論を持ち合わせていた。派手さはないが、科学者としての銅像が必要なのはケプラーの方である。

  • 黒豆

    ガリレイのレンズ作りの話から始まり、同時代を生きた二人の対比的な活動記録、単なる伝記ではなく、協力者や批判者、発想の違いなど興味深い。

  • ひるんど

    物理の教科書では教えてくれない彼らの人間的な側面を教えてくれる本、世間のガリレイ・ケプラー像とズレているエピソードが多々あるのが面白い。また人間的な側面以外にも現代では特異な彼らの自然観を知ることができる。個人的にはこの自然観がとても興味深かった。

  • ユーディット

    非常に素晴らしいっ!絶対お勧めっ!ケプラーが愛おしくなった。内容は以下で http://artsaba.blogspot.jp/

  • BOX

    "行われたことそれだけが決定の要因となることはなく、まずは行われたことの認識とその効果とによって決定されるからである。後世にとっては、それを成し遂げた人物よりも、それを語り説明した人物の方が重要だということが稀ではなく、歴史という予測不能の力のゲームでは、しばしばごく小さなきっかけが途方もなく大きな効果を引き起こすことがあり得る。"

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