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ISBN 10 : 4562053801
Content Description
いかにして「軍事史」は成立し、意義を持つのか。歴史学、社会学、政治、作戦史、総力戦、ジェンダー…。第一線の研究者たちが「軍事史」をめぐるさまざまな観点を分析し、その存在と意義について問う論考集。
目次 : 拡大のなかにある軍事史―流行、解釈、構想/ 第1部 手段としての利用(学問と政治のあいだの軍事史/ 息の詰まるような場所での研究―東ドイツ時代の軍事史研究についてのコメント/ 冷静かつ客観的に―学術的軍事史に関する見解)/ 第2部 アプローチとテーマ領域(作戦史の目的とは何か/ 作戦史としての軍事史―ドイツとアメリカのパラダイム/ 軍事史と政治史/ 軍事史における政治の概念―若干の観察と提言/ 軍、戦争、社会―社会史における兵士と軍エリート/ 軍需産業と戦時経済―軍事史に経済史的な方法を用いることの効用と欠点について/ 機械化された軍隊―ある共生関係に関する方法論的考察/ ディスクールと実践―文化史としての軍事史/ 戦争と軍隊のジェンダーについて―新たな議論に関する研究の見通しと考察)/ 第3部 展望(『戦争論』―現代軍事史についての諸考察/ 社会のなかの軍隊―近世における新しい軍事史の視点/ 総力戦争時代における全体史としての軍事史/ ドイツにおける軍事史の展開に関する覚書/ 市場の権利を巡る争いと理論のマニ単―新たな軍事史を巡る諸々の論争に対するいくつかのコメント)
【著者紹介】
トーマス・キューネ : 1958年生まれ。博士(テュービンゲン大学、1992年)、教授資格(ビーレフェルト大学、2003年)。アメリカ合衆国マサチューセッツ州のクラーク大学ホロコースト・ジェノサイド研究センター長とホロコースト史研究のためのストラスラー記念講座を担当。近年の研究領域は、20世紀ドイツに着目した戦争とジェノサイドの文化史のなかで、ナチの犯罪者や傍観者、集団暴力を通しての集合的アイデンティティの構築を研究している。受賞歴としては、ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団、プリンストン大学高等研究所、ドイツの近現代史センター、ドイツ研究振興協会のフェローが含まれ、およそ20年前に1914年のプロイセンにおける選挙文化に関する博士論文で、ドイツ連邦議会研究賞を獲得している
ベンヤミン・ツィーマン : 1964年生まれ。イギリス・シェフィールド大学教授(ドイツ現代史)。ヨーク大学、フンボルト大学、テュービンゲン大学、オスロ大学、ビーレフェルト大学でフェロー及び客員教授。2000年に、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州学校、生涯教育、科学、研究省よりベニングセン=フェーダー賞を受賞。1870年から1970年代までのドイツ史に関する幅広い著作があり、平和の歴史、第一次世界大戦史、宗教史に注目している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2021/06/12 (土)
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へんかんへん
読了日:2017/03/13
トキ
読了日:2022/06/22
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