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ノーベル賞で読む現代経済学 ちくま学芸文庫

トーマス・カリアー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480099976
ISBN 10 : 4480099972
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ミクロ経済学とマクロ経済学、一般均衡理論に公共選択論、国際貿易論、新制度派経済学、金融経済学、さらにはゲーム理論や行動経済学、実験経済学…。20世紀後半に入ると経済学はますます多様化し、もはやその全容を一望することは容易でなくなっている。現代経済学はいかにしてこのような展開を遂げたのか。経済学者たちは現実世界とどのように向き合い、その理論は世界をどう変えてきたか。本書では、1968年に創設されたノーベル経済学賞に注目し、受賞者の功績や影響を切り口に各分野の展開をエピソード豊かに描き出していく。複雑な現代経済学の世界に分け入るための画期的なガイド。

目次 : ノーベル経済学賞とは/ 自由市場主義者の経済学/ ミクロの信奉者―シカゴ学派/ カジノと化した株式市場/ さらにミクロに/ 行動主義者/ ケインジアン/ 古典派の復活/ 発明者たち/ ゲームオタクたち/ 一般均衡という隘路/ 世界経済への視線/ 数字へのこだわり/ 歴史と制度/ ノーベル賞再編へ向けて

【著者紹介】
トーマス・カリアー : アメリカの経済学者。イリノイ大学で経済学と物理学の学士号を取得後、カリフォルニア大学バークレー校で自然資源経済学を専攻しPh.Dを取得。現在はイースタン・ワシントン大学教授、バート・カレッジのレヴィ経済研究所研究員

小坂恵理 : 翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • うちひと

    文庫版以前のタイトルである『ノーベル経済学賞の40年』のほうが内容にふさわしい。経済学理論の詳細は省き、2009年までのノーベル経済学賞(スウェーデン銀行賞ともいえる)を受賞した学者の半生とその研究内容、受賞のポイントとなった点を概観する。結びでは、経済賞が数学賞と化している点等を批判し、ユヌスのマイクロファイナンスのように実経済に根ざした、新しいアイデアを世界に与える経済学の優先を主張する。別途、経済学の基礎を学んでから読むべき本。一読した後、百科事典的な使い方がよいかもしれない。

  • bittersweet symphony

    編年ではなく各セクションごとにグルーピングして語っているわけだけれど、各受賞者の生年に触れておらずかつ受賞が最晩年というケースが多いためセクション内の師弟関係を除くと時系列が判然としないのがウィークポイント。 調べたら受賞者86人のうち戦後生まれが15人、最年少エスター・デュフロがひとり70年代生まれでした(60年代がふたり)。

  • halow

    経済学については全く無学だったが、体系づけがわかりやすく、この本を選んで良かったと思った。ノーベル賞の中で経済学賞の存在が問題視される理由がなんとなく伝わってくる。意外と地に足付いてないんだよね。この本も作者の主観が大きく入ってきているだろうから、あまり鵜呑みにしてもいけないけれど。

  • アンディ・ワイス

    1969年からスタートしたノーベル経済学賞の受賞者を取り上げることによって現代経済学の進展を語っている。著者の立場は総じて シカゴスクール的な市場 万能主義に対しては 批判的なものと思われる。経済学は世の中の役に立つものでなくてはいけない、 ありえない前提条件のもとに 理論の美しさを追い求めても意味がないという主張には全く同感。 今 骨太な経済学 こそが求められていると思う。

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