トーベン・クールマン

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リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険

トーベン・クールマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784893096005
ISBN 10 : 4893096001
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

20言語で翻訳出版、世界中で話題の絵本がついに日本上陸!

ハンブルグからニューヨークへ小さなネズミが大西洋を飛んだ!1927年、リンドバーグが初の大西洋横断飛行に成功。本書はその15年前、1912年のハンブルクが舞台。知りたがりやの小ネズミは、人間の図書館で何日も本を読みふけっていた。ある日、仲間のところに戻ってみると、ネズミは1匹もいない。「ばね式ネズミとり」が発明されて犠牲になり、仲間たちは住みにくい町を捨てて、自由の町NYへ旅立っていったにちがいない。しかし、仲間を追って港に向かった小ネズミはネコたちに阻まれ、乗船もままならない。追いつめられたあげく、ふと前をよぎるコウモリを見て、ひらめく。

「そうだ!大西洋を飛んでいこう!」

小ネズミの試行錯誤が始まった。本を読み、材料を集め、飛行機をつくる日々。1回目の飛行、ハンブルク駅舎から飛んで落下したとき、目の前を走る蒸気機関車を見て、蒸気の動力を利用することに思いつく。2回目の飛行、ハンブルク港では機体が重すぎて失敗。しかし、その飛行が新聞記者にスクープされて街中の話題になり、人間ばかりかフクロウやネコの追跡を受けることになる。

そして、ある霧の濃い日、子ネズミは意を決して、町で一番高い教会から飛び立つ。追いかけるフクロウたち、かろうじて逃げ切った小ネズミは、西を、NYを目指して飛行を続ける。朝、摩天楼のそびえ立つNYに到着。空を見上げて驚いた人間たち、そしてネズミたち….やっと仲間に会えた。

「ときとして、最も小さきものが、壮大なことをやってのける」

ヒーローとなった小ネズミは、アメリカの町から町を巡って、航空ショーを披露した。街角でそのポスターをくいいるように見つめていた少年….彼の名前は、チャールズ・リンドバーグ。

トーベン・クールマン
イラストレーター、絵本作家。1982年、ドイツ生まれ。幼少期から絵を描くことが好きで、面白いものを発明したり、機械や蒸気機関車、飛行についてのさまざまな歴史に夢中になって過ごす。ハンブルク応用科学大学で、イラストレーションとコミュニケーション・デザインを学ぶ。在学中に本書を描きはじめ、初の絵本となった。2014年、ドイツ語と英語で刊行され、20の言語に翻訳されて、世界中で話題となる。

金原瑞人
翻訳家、法政大学社会学部教授。1954年、岡山県生まれ。児童文学、ヤングアダルト向け作品を中心に精力的に海外文学の紹介を行い、訳書は400冊を超える。書評、エッセイなどでも活躍している。訳書に『バーティミアス』『魔法少女レイチェル』(以上、理論社)、『ユリシーズ・ムーア』(学研)、『オリンポスの神々と7人の英雄』(ほるぷ出版)、『タイムライダーズ1、2』(小学館)、『ポー怪奇幻想集』(原書房)などの人気シリーズ、『月と六ペンス』(新潮社)『わたしはマララ』(共訳/学研)ほか多数。

【著者紹介】
トーベン・クールマン : イラストレーター、絵本作家。1982年、ドイツ生まれ。ハンブルク応用科学大学で、イラストレーションとコミュニケーション・デザインを学ぶ。在学中に『リンドバーグ―空飛ぶネズミの大冒険』を描きはじめ、初の絵本となった。2014年、ドイツ語と英語で刊行され、20の言語に翻訳されて、世界中で話題となる

金原瑞人 : 翻訳家、法政大学社会学部教授。1954年、岡山県生まれ。児童文学、ヤングアダルト向け作品を中心に精力的に海外文学の紹介を行い、訳書は400冊を超える。書評、エッセイなどでも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kanegon69@凍結中

    トーベン・クールマン、またしても若き才能を見つけてしまった。絵本のベースとなるのは、チャールズ・リンドバーグの偉業。大西洋無着陸横断単独飛行で成功した人物の話にインスパイアされたこの絵本は、仲間を求めて子ネズミが飛行機を製作してアメリカへ旅立つというもの。ストーリーもロマンを感じるが、絵の迫力が凄い。リアリスティックを感じさせる絵もあれば、ノスタルジックな絵も。スピード感、立体感、すごい迫力。ニューヨークを眼下にした絵が一番気に入りました。このイラストレーションはとても私好みです。今後の作品も期待したい!

  • 小梅

    いやぁ〜素晴らしかった。画力が凄い!主人公の子ネズミはもちろん、猫や梟。そしてリンドバーグ少年の後ろ姿が良い!

  • KAZOO

    この絵本は大人のためのような絵本だと思います。結構長編で小さなネズミが自分でコツコツと部品などを集めて飛行機を作りそれに乗って、ということで勇気を与えてくれる本だと思いました。フクロウをものともせずに、自分のやりたいことをやるという気持ちを与えてくれます。何度も読みたくなる本でした。

  • masa@レビューお休み中

    カフェで見つけた絵本。金原さんが翻訳していたので、勇んで読んでしまいましたね。絵も美しいし、物語もタイトルの通り、ネズミの大冒険で、読んでいるこちらがハラハラドキドキしてしまうんですよね。何度も、何度も空を飛ぶために飛行機をつくりチャレンジするネズミ。まるで、映画のドキュメンタリーを観ているような気持ちになってくるんですよね。あれ?もしかした、史実に基づいてつくられた物語なのかも。正確ではないので、詳しくは物語を見て、確認してみてください。

  • のっち♬

    1912年ハンブルク、賢いねずみは仲間を求めて大西洋横断飛行に挑戦。静かな美しさと重厚感を湛えた緻密な作画は卒業制作にしてショーン・タンすら彷彿とさせる。同胞の大虐殺や監視される脅威は迫害の歴史を想起させ、それ以上に飛行機の発明と冒険への情熱がフォーカスされる。歴史的人物をモチーフに「小さな者でも大きな事を成し遂げる」コンセプトで、強迫的背景は挑戦者が負うプレッシャーの具象でもありそう。コウモリ由来の着想はドイツ特有。つぶらな瞳を輝かせる愛らしい仕草や直向きな試行錯誤が醸し出す躍動感は大人も魅了する風格。

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