トラヴィス・ソーチック

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ビッグデータ・ベースボール(仮)20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法

トラヴィス・ソーチック

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041041024
ISBN 10 : 4041041023
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
桑田健 ,  

Content Description

『マネーボール』よりすごいデータ野球の進化形。これがMLBの最新戦術だ

ビッグデータを活用して、お金をかけずに強いチームをつくれないないか? 20シーズン連続負け越しという不名誉な記録をつくってしまったピッツバーグ・パイレーツに起こった、2013年の奇跡の物語。

【著者紹介】
トラヴィス・ソーチック : オハイオ州クリーブランド生まれ。オハイオ州立大学卒業。現在は『ピッツバーグ・トリビューン・レビュー』紙でメジャーリーグとピッツバーグ・パイレーツを担当している。AP通信スポーツエディター賞をはじめ、数多くの賞を受賞

桑田健 : 1965年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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MLBはいつの時代もデータを有効活用してい...

投稿日:2021/03/20 (土)

MLBはいつの時代もデータを有効活用している。映画にもなったマネーボールでは野手の評価に重視されてこなかった出塁率の高い選手を安い価格で獲得し、投手は四球、被本塁打、奪三振を投手の評価指標として採用し、アスレチックスは大躍進を果たした。今だと打球の角度や投球の変化量、どこで変化したかの点をグラフで分析を瞬時に行い、それはどのひとも見ることができる。この本はこれらの間の時代を舞台に弱小パイレーツがどのデータを使い、プレーオフ進出できるようになったかを描く一冊だ。パイレーツが重視したのは、打球方向の可視化による極端な守備シフトであり、現在のMLBではスタンダードとなっている。次に投手の消耗と先発投手の値段の高さから先発4人制の採用とツーシームによるゴロアウトの増加である。これもMLBだと動くボールの1つとして標準投球になった一方、先発4人制はいまだに実現できていない。そして、守備シフトとツーシームによるゴロを回避するために、打球に角度をつけるフライングボール革命へとつながっていく。これらの話がパイレーツの監督やコーチ、選手たちの葛藤の中で描かれていき、マネーボールに続く、野球本として必読の一冊となっている。

DJもちお さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Thinking_sketch_book

    ★★★★☆ マネーボールからこんなに進んでいるのかと感じた。日本では進んでない球や野手の位置まで3D座標でわかるのでいろいろなことが分析できている。11球ごとのリリースポイントの違い。際どい球をストライクととる審判。球の取り方がうまいのでストライクと取られやすい捕手。出塁率評価の時代とは大きく変わっている。シフト守備。故障管理…  これからも確認し続けたい。

  • たかやん

    再読。初読時は『マネーボール』以後こんなにもデータ革新が進んでいるのか、とただただ舌を巻いていた。英雄=マカッチェンも若きエース=ゲリットコールもチームを去り、時の流れを感じてしまうものの、小難しい理論抜きに低迷していたチームの快進撃はドラマチックでやっぱり面白い!そしてチームが負け続けるには理由1つで事足りてしまうけれど、勝ち続けるには理由1つでは到底足りないことを痛感します。新しいトレンドに置いていかれそうになるけれど、「それで野球が面白くなるのか?」という視点を忘れないでMLBを追いかけたい。

  • デビっちん

    再読。そうでしたか、この本は弱小球団がビックデータの活用によって勝ち星を重ねていく物語を楽しむだけではなかったんですね。本の読み方が甘い僕ちゃんには、奥に隠された○○の思考法を見出すことができていませんでした。そういう視座で読むと、メインストーリーの野球が具体例にさえ思えてきます。本書の範囲を広げて考えると、危機感を感じざるを得ない厳しい内容ということがわかりました。

  • デビっちん

    カネなし有望な若手も少ない20年も負け越している弱小球団が、ビックデータの活用によって普通の球団が見向きもしない数値から勝ち星を重ねていく物語は読んでいて痛快でした。数学という科学を使うことで、肌感覚で価値があるとしていた技術や目に見えない隠れた価値を明確に数値化、定量化してしまえることに衝撃を受けました。従来とは異なる評価基準を確立できれば、世間では見向きもされない隠れた価値を持った有能な人材見出し、他を出し抜けることがわかりました。同じデータを扱いながら、どうズラすことで相手を出し抜けるだろうか?

  • デビっちん

    再読。『マネーボール』は数値を攻撃に当てはめていましたが、こちらの本では守備面に適用している点で秀でていると思いました。野球って守備側が主導権を持って試合を進めるユニークなゲームということに気づいたからです。

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