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クジラと話す方法

トム マスティル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760155422
ISBN 10 : 4760155422
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
杉田真 ,  

Content Description

2015年、ザトウクジラが海から飛び出し、私の上に落ちてきた。奇跡的に無傷で生還するも、知人の専門家に後日こう言われた。「助かったのは、クジラがぶつからないように配慮したからでしょう」。もちろん、なぜそうしたのと尋ねるなんて不可能ですが、という一言も添えて…。しかしその後、「動物用グーグル翻訳」の開発を目指す二人の若者が私のもとを訪ねてきた。そもそもなぜ、クジラと人間は話せないのか?シリコンベースの知能が炭素ベースの生命に向けられたとき、動物と人間の関係はどう変化していくのか?国際的評価の高い映像作家が、生物学の世界で起こる革命を丹念に追ったドキュメント!

目次 : ファン・レーウェンフックの決断/ 登場、クジラに追われて/ 海の歌声/ 舌のおきて/ クジラの喜び/ 「体がでかいだけの間抜けな魚」/ 動物言語を探る/ ディープマインド―クジラのカルチャークラブ/ 海にある耳/ アニマルゴリズム/ 愛情深く優雅な機械/ 人間性否認/ クジラと踊る

【著者紹介】
トム マスティル : 生物学者から映画製作者兼作家に転身。人間と自然が出会う物語を専門とする。グレタ・トゥーンベリやデイヴィッド・アッテンボローといった著名な環境活動家や動物学者と共同で制作した作品により、数々の国際的な賞を受賞。それらの作品は、国連やCOP26(気候変動枠組条約第26回締約国会議)で上映されて話題になり、各国の首脳、WHO、ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」にシェアされる。鯨類保護の取り組みが認められ、「世界クジラ目連盟」(World Cetacean Alliance)のアンバサダーにも選出。作家として初めての作品である本書は、Amazon Books編集部が選ぶ「ベスト一般向け科学書2022」のTOP10にランクイン。現在、妻のアニー、二人の娘のステラとアストリッドと一緒にロンドンで暮らしている

杉田真 : 英語翻訳者。日本大学通信教育部文理学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • zoe

    歌まねをする鳥が話をどこまで理解できているかはともかくヒトと意思疎通するチンパンジーについては、かなり確信が持てる。音声のビッグデータを構築することで、動物の鳴き声と行動を解析することができるだろう。ではクジラ類の場合はどうだろう。人よりも大きな脳みそを持ち、コミュニケーションをとっている。例えばとあるシャチの集団は船を沈めたりする。どのように連携し学習しているのか?クジラの声のデータを集めて解析すれば、今は未知でも、何を話しているかわかるかもしれない。

  • Eric

    インスピレーションをそそられる出だし。クジラが著者のカヤックに落ちてきた体験、大迫力。鮮烈なインパクトと、クジラという種の美しさへの畏怖。こりゃ胸を鷲掴みにされるわ。その後、クジラの探究をライフワークとする旅に出て、クジラ博士や生態調査官の話を聞きにいく。写真の判別技術を使ってクジラを一頭ごとに特定したり、クジラの鳴き声を収集してデータ分析したりと、最新のテクノロジーを駆使してクジラの生態系に迫っているのが印象的だった他、クジラの解体作業が激ムズなのも興味深かった。

  • どら猫さとっち

    生物学者から、映画製作者兼作家に転身した著者が、鯨をはじめ生物と会話ができるのか、いかにしてコミュニケーションを取るのかを探った、生物学ノンフィクション。生物の神秘はよくドキュメンタリー番組で取り上げているけど、本書はそれを独自の視点で深く掘り下げることに成功していると思う。言葉を超えて伝わる想い、その過程を事細かく綴っている。壮大な自然との距離と畏敬も伺える。

  • チェアー

    クジラの鳴き声や音をビックデータとして収集できれば、おそらく進化したAIがパターンを見つけ、「言葉」を解読するだろう。その日は、我々が今思っているよりも近い。 だが、今の人間が解読に成功することが、本当に幸福なのかは別の問題だ。言葉を解読したり、コミュニケーションにする手段を得たところで、それを何に使うかが問題なのだ。

  • オズ

    本題とはややずれるが……オーストラリアの先住民タウア族は、かつてシャチと協力してクジラ漁をしていたという。イーデンのシャチ。オールド・トム。

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