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ノーラン・ヴァリエーションズ クリストファー・ノーランの映画術

トム ショーン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768314326
ISBN 10 : 4768314325
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

時間を操る映像の魔術師、映画監督クリストファー・ノーラン。

本書はデビュー作『フォロウイング』から最新作『TENET テネット』までを作品ごとにとりあげ、脚本ができるまで、撮影方法、ビジュアルイメージづくり、演出論、音へのこだわりなど「ノーラン独自の映画術」を、未公開写真、絵コンテ、シーンスケッチをもとに詳細に紐解く。
さらに『ダークナイト トリロジー』、『インセプション』、『ダンケルク』など大ヒット作に投影されたノーラン自身の経験、インスピレーション、これまで詳しく語られなかった生い立ち(「故郷という概念が人とは少し違っていると思う」)もすべて明かされる。
ある夜、寮のベッドで横になり『インセプション』の構想を練ったこと(「暗闇の中で音楽を聴き、いろんな物事について考える──そして映画や物語を思い描いて想像力を駆使する空間は大切だった」)、彼の色覚が『メメント』にどう作用したか(「他人はこの世界をどう知覚しているか、自分のものとどう違うのかということに人は魅了される」)など、ノーランの思考に触れる内容が盛りだくさんだ。

哲学的で複雑なストーリー構成と商業的成功を両立させる、唯一無二の映画監督、ノーラン。
本書はその真の姿を伝える、保存版の1冊だ。

【目次】
INTRODUCTION はじめに
STRUCTURE 第一章 構造
ORIENTATION 第二章 方向性
TIME 第三章 時間
PERCEPTION 第四章 知覚
SPACE 第五章 空間
ILLUSION 第六章 幻影
CHAOS 第七章 混とん
DREAMS 第八章 夢
REVOLUTION 第九章 革命
EMOTION 第十章 感情
SURVIVAL 第十一章 生還
KNOWLEDGE 第十二章 知
ENDINGS 第十三章 結末

謝辞
フィルモグラフィー
参考文献
索引


《著者情報》
トム・ショーン
『サンデー・タイムズ』紙の映画評論家。『Blockbuster: How Hollywood Learn Learn Learn Stop Worry and Love Summer』、『Martin Scorsese: Retrospective』などこれまでに5冊を出版し、また『ニューヨーク・タイムズ』紙、『タイムズ文芸付録』、『エコノミスト』紙、『ヴォーグ』誌などに寄稿している。ブルックリン在住。
ツイッター:@Tom_Shone
インスタグラム:@shonetom

山崎 詩郎(ヤマザキ シロウ)
監修
物理学者。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。現在は東京工業大学理学院物理学系助教。量子物理学の研究により第10回日本物理学会若手奨励賞を受賞する。
コマ大戦で優勝した「コマ博士」としてNHKなどTV出演多数。超異分野学会特別賞受賞。著書は講談社ブルーバックス『独楽の科学』。
『インターステラー』の科学解説講演会を約100回実施し、『TENET テネット』では字幕科学監修や公式映画パンフレットの執筆を務める。

神武 団四郎(ジンム シロウ)
監修
映画ライター。雑誌やパンフレットなどに寄稿、編集でも携わる。共著に『キング・コング入門』、『モンスターメイカーズ―ハリウッド怪獣特撮史』(洋泉社)など。編書に『別冊映画秘宝 絶対必見!SF映画200』、『中子真治SF映画評集成』(洋泉社)など。監修に『スター・ウォーズ 制作現場日誌 ―エピソード1~6―』、『メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場』(玄光社)などがある。

富原 まさ江(トミハラ マサエ)
翻訳
出版翻訳者。小説・エッセイ・映画関連など幅広いジャンルの翻訳を手がけている。最近の訳書に『スター・ウォーズ 制作現場日誌 ―エピソード1~6―』、『クマのプーさん 原作と原画の世界 A.A.ミルンのお話とE.H.シェパードの絵』、『メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場』(玄光社)、『図説 デザートの歴史』(原書房)など。

【著者紹介】
トム ショーン : 『サンデー・タイムズ』紙の映画評論家。これまでに5冊を出版し、また『ニューヨーク・タイムズ』紙、『タイムズ文芸付録』、『エコノミスト』、『ヴォーグ』誌などに寄稿している。ブルックリン在住

山崎詩郎 : 物理学者。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。現在は東京工業大学理学院物理学系助教。量子物理学の研究により第10回日本物理学会若手奨励賞を受賞する。コマ大戦で優勝した「コマ博士」としてNHKなどTV出演多数。超異分野学会特別賞受賞

神武団四郎 : 映画ライター。雑誌やパンフレットなどに寄稿、編集でも携わる

富原まさ江 : 出版翻訳者。小説・エッセイ・映画関連など幅広いジャンルの翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ソノダケン

    ノーランが考える最もスケールの大きい映画はマイケル・マン監督の『ヒート』。ロサンゼルスの隅から隅まで舞台にすることで生まれるイメージの広がりを参考にした。『ダークナイト』では、装飾を削ぎ落としたモダニズム建築をあえて超高精細なIMAXカメラで撮影し、寒々とした独自の画作りを手に入れた。ノーランは先鋭的なエゴのない職人タイプの作家だ。自己評価がそうだし、僕もそう思う。彼はジョーカーにまったく自己投影していない。ゆえにジョーカーは空虚なキャラクターだが、おかげで観客が勝手に解釈する余地が生まれて大ヒットした。

  • Masayuki Shimura

    【ノーランのお気に入りの曖昧の型、それは「相手の受け取り方次第」ということだ】(文中より引用)・・・・・クリストファー・ノーランによって映画好きになることを決定付けられた自分としては垂涎ものの一冊。長年にわたるインタビューの一端も掲載されており、ノーランが自身の作品をどのように捉えているかなど、貴重な情報と証言に満ち満ちていました。

  • hiroshi kasahara

    日比谷図書館から貸出 彼のエンターテイメントに隠された哲学的な作品群における脚本の妙が知りたくて読了。

  • azu3

    読み応えのある面白い本だった。フィルモグラフィーを確認すると、けっこうノーラン作品を観てるな、自分。そして、本書を読んで、もう一度、制作年順に観てみたくなった。お勧め本。

  • Shuhei

    ☆☆☆☆☆メメントにダークナイト。最も好きな監督の本という事とこの人が作る映画の世界観がツボであったがますます好きになったな。この人の思考の先に更なる映画が産まれてる事を考えるだけで今後の期待もより膨らむ。

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