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国際金融詐欺師ジョー・ロウ マレーシア、ナジブ政権の腐敗を象徴する巨額汚職事件

トム・ライト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784775972779
ISBN 10 : 4775972774
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“現代版ギャツビー”が、ゴールドマン・サックスの支援を得て50億ドル以上をだまし取った手口を曝露。ホワイトカラー犯罪の心躍るノンフィクション・スリラー。2009年、ペンシルバニア大学ウォートン校のビジネススクールを卒業したジョー・ロウは、その後10年以上にわたり、金融監視当局の鼻先で、政府系投資ファンド1MDBから数十億ドルを吸い上げた。その金を当時のマレーシア首相ナジブに横流しするかたわら、自身は高級不動産を購入し、パリス・ヒルトンをはじめとする超有名人とパーティーに興じてシャンパンの雨を降らせ、マーティン・スコセッシ監督の映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に莫大な製作費を投じるなど、あらゆるところに巨額の金をばら撤いた。この桁外れの豪遊ぶりが世間の注目を集め、マスコミが資金源の疑惑を報じたことで悪事が露見。関係者が次々と逮捕・起訴され、ロウは忽然と姿を消す。2019年初頭、ロウのヨットとプライベートジェットが当局に押収され、現在もマレーシアと米国司法省が捜査を続けているが、2021年1月も彼は行方をくらましたままである。本書は、ウォール・ストリート・ジャーナルの記者2名が調査に4年を費やし、10カ国以上を訪れ、100名以上の関係者にインタビューして書き上げた世界的ベストセラー。マレーシア出身の若き社交界の成り上がり者が、いかにして史上最大級の強奪をやってのけたのか、ハリウッドスターやラッパーたちがいかにしてスキャンダルに巻き込まれていったのかを明らかにしている。

目次 : 第1部 ジョー・ロウという男の誕生(合成写真/ アジアのグレート・ギャツビー ほか)/ 第2部 にわか成金(プレイメイトとの夜/ シャンパンの雨が降る ほか)/ 第3部 帝国(バスタ・ライムスを飼い犬にする/ 世界中のすべての富 ほか)/ 第4部 秘密の大かがり火(“ノー・キャッシュ、ノー・ディール”/ 気前のいいジョー ほか)/ 第5部 船長の決断(ドラム缶の中の検察官/ ビル・マクマリー特別捜査官 ほか)

【著者紹介】
トム・ライト : ネイビーシールズがウサーマ・ビン・ラーディンを殺害した現場に最初に到着したジャーナリストの一人である。2013年には、1000人以上が死亡したバングラデシュのラナ・プラザ・ビルの崩落事故の取材を率先して行った結果、ウォール・ストリート・ジャーナルにプロフェッショナル・ジャーナリスト協会のシグマ・デルタ・カイ賞をもたらした。ピューリッツァー賞のファイナリスト、ローブ賞の受賞者。さらにはアジア出版者協会の数々の賞を受賞し、2016年にはジャーナリスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。英語、マレー語、フランス語、イタリア語に堪能である

ブラッドリー・ホープ : ウォール・ストリート・ジャーナルで4年間、ニューヨークとロンドンで金融や不正行為の取材を行ってきた。それ以前は中東特派員として6年間、カイロ、トリポリ、チュニス、ベイルートでアラブの春の騒乱を取材。バーレーンでは当局に拘束され、リビアでは内戦の最前線で取材し、エジプトでは激しい抗議行動で催涙ガスを浴びた経験もある。ピューリッツァー賞のファイナリスト、ローブ賞の受賞者

吉野弘人 : 宮城県出身。山形大学人文学部卒業。金融機関、監査法人勤務を経て、2019年より翻訳業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スプリント

    長い。 300ページぐらいまでは巨額の汚職で得られた金で謳歌する描写が続き、そこから転落していく様が書かれています。 交流があった有名人も多数実名で出ていて出版にあたってはいろいろと横やりも入ったようですね。

  • be-

    巨額の国際詐欺・マネーロンダリングとその浪費について書かれた本。ただ、エンタメ的な本というよりもどちらかといえば調査報告書に近く「ロウは詐欺でお金を得た。怪しいと感じる人はいたが逃げおおせて浪費した」という描写が多少内容は異なれど何度も何度も繰り返されるので、後半はわりと斜め読み。ただ、作中でも触れられていたウルフ・オブ・ウォールストリート同様、スケールの大きいことをしよう、というモチベーションは多少得られた。

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