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メガトン級「大失敗」の世界史 河出文庫

トム・フィリップス

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309467788
ISBN 10 : 4309467784
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

とてつもない失敗をやらかした時には、迷うことなく本書をお読みください。人類がどれほどヘマを繰り返し、救いようのない災いをまき散らしてきたか。過って木から落ちた人類の祖先ルーシーから、国を滅ぼし、生物をもてあそび、環境を破壊した、人間のあんぽんたんぶりを思い知るための、あまりにユーモラスな痛恨列伝。世界27か国で刊行されたベストセラー。

目次 : 第1章 人類の脳はあんぽんたんにできている/ 第2章 やみくもに環境を変化させたつけ/ 第3章 気やすく生物を移動させたしっぺ返し/ 第4章 統治に向いていなかった専制君主たち/ 第5章 誰が誰をどう選ぶかの民主主義/ 第6章 人類の戦争好きは下手の横好き/ 第7章 残酷な植民地政策もヘマばかり/ 第8章 外交の決断が国の存亡を決める/ 第9章 テクノロジーは人類を救うのか/ 第10章 人類が失敗を予測できなかった歴史

【著者紹介】
トム・フィリップス : ロンドンを拠点に活動するジャーナリスト兼ユーモア作家。ケンブリッジ大学で、考古学、人類学、歴史学、科学哲学を学び、バズフィードUKの編集ディレクターとして、深刻な報道からユーモア記事まで幅広く扱ってきた。その後は、ニュース記事の事実関係の真偽を確認する慈善団体フルファクトの編集者となっている

禰宜田 亜希 : 翻訳家。早稲田大学卒業。椙山女学園大学でおもにイギリス文学を、ニュースクール大学とニューヨーク市立大学でアメリカ文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    世界の歴史において、成功とはいいがたい事項をいくつかの分野に分けてユーモアを交えて説明してくれています。読み物としては結構面白いのですが、説明が若干少ないように感じました。あまりにも風呂敷を広げ過ぎた感じでもう少し焦点を絞ってもいいのではないかと感じました。興味があったのは、「環境を変化させたつけ」と「テクノロジーは人類を救うのか」でした。

  • yamatoshiuruhashi

    人類は「失敗」を積み重ねて歴史を作ってきた。その失敗が「試行錯誤」で正しい方に進めば良いが、その社会的科学的毒性を見誤った、あるいは意図的に過小評価したためにどんな酷い目に会ってきたのか。自然科学的な内容も含めてその失敗の本質と影響を論じ、社会科学的に人類の歴史と未来を考察している。訳者の能力も高いのだろうが、軽い語り口の中に深くて重い課題が含まれ、スラスラと読める割には書かれている事実の重大さを認識させられ、孫子の時代への責任をヒシヒシと感じさせられた。息子へ本書渡す。

  • ヨーイチ

    失敗という括りで割と真面目で学問の裏付けがある数章と間の小ネタで構成されている。寄せ集め感が有るが、サービスと言えばその通り。腰痛は猿が直立を始めた故の宿痾って話があったが、本書の冒頭は「初めて木から落ちた猿」の話で真面目に議論されているらしい。その方法論と推測が楽しい。次は農業の発明、家畜との付き合いで、進歩とされてきた物が必ずしも正の価値ばかりではないとことを注意喚起してくれる。人類が記録を残す様になり、社会が大きく複雑になって来るにつれて「失敗」は当然大きく、数を増してゆく。続く

  • ta_chanko

    有鉛ガソリンの使用が認知能力の低下や若者の暴力性、犯罪の増加の原因?本当だとしたら衝撃的。1960〜70年代の学生運動、1980年代の校内暴力もそれが原因?その他、人間はさまざまなバイアスによって視野が狭くなり判断を間違えるし、独裁者や専門家など権威ある人の決定に対し、周囲はそれに異論を唱えられなくなり、思考停止に陥る。心理的安全性が確保された状態で自由に意見を戦わせることができないと、つまり真の意味で民主的な決定ができないと、最善・最良の判断をすることは難しい。また、失敗を受け止めて前に進むことも大切。

  • kei-zu

    第1章の標題が「人類の脳はあんぽんたんにできている」と、いきなりの厳しさ。「思い込み」とそれを実現する「行動力」の危うさ(時には「儲け主義」とも併せて)は、進歩と表裏ではあろうが、環境を破壊し、争いをもたらし、時には国家を破綻させる。帝政ロシアをかく乱するため、当時のドイツは、本人の希望により一人の男をロシアに帰国させた。男の名は、レーニン。目論見通りロシアは混乱に至ったが、新たに成立したソ連はドイツを東西に二分した。

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