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冷蔵と人間の歴史 古代ペルシアの地下水路から、物流革命、エアコン、人体冷凍保存まで

トム・ジャクソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784806716242
ISBN 10 : 4806716243
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書には、世界各地で人々が編み出してきた冷蔵方法、天然氷から始まった氷ビジネスの軌跡、冷蔵庫ができるまでの科学者たちの奮闘の歴史が綴られている。そして現在、冷蔵技術は宇宙ロケット、高層ビルの空調システム、MRI、スーパーコンピューターなどに応用されている。もはや私たちの生活になくてはならない、冷蔵庫の存在の大きさをクローズアップする異色のノンフィクション。

目次 : 古代の冷蔵法/ 冷やす魔法/ 圧力の発見/ 温度計と空気/ 熱素ともう一つの「空気」/ 温度低下を作る方法/ 氷の王/ 冷蔵庫の仕組み/ 冷蔵がもたらした物流革命/ 低温を極める/ 拡張する低温技術

【著者紹介】
トム・ジャクソン : イギリスのブリストルを拠点に活動するサイエンスライター。約20年間の執筆活動の中で、科学技術の歴史を物語にして紹介したり、科学技術への理解を通して科学を楽しく学ぶ方法を提案したりしている。動物園の飼育員、旅行作家、バッファローキャッチャーなどを経て、現在は大人や子ども向けの書籍、雑誌、テレビなどで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 六点

    「真夜中に女の子が一人で短パンTシャツで、コンビニにアイスを買いに行く」。昔、某掲示板で「日本のまもるべきもの」についての議論で出たモノのもじりである。さて、ぬこ田の生活に欠かせぬ、そして、人類の大多数に欠かせぬものである、冷蔵庫、ひいては「何かを冷やすこと」に対する人類の英知の歴史についての本である。かつて、マリの王の至宝だった氷室から話は始まり、気体の性質を明らかにすると言う学者たちの努力、企業家達の営為により、文頭の社会は実現した。何かを冷やすことが変えたもの、変えつつあるものとは、世界だったのだ。

  • 翠埜もぐら

    単純に「冷蔵庫」の話かと思ったのですが、半分以上「熱とは何か」と言うことを、人類がいかに考え続けてきたかと言う科学史のお話でした。大変興味深かった。その過程で温度計など現在の日常品の発明などへとつながってい行きます。そして物を冷やすということが「保存」につながり、流通がグローバル化し低温を作り出すということが世界の在り方を大きく変えていくわけです。最終的に「超低温」や「超流動」「宇宙探査」まで話は広がったのですが、この辺になると残念ながら基礎知識の無さでついていけなかったな。

  • マイアミ

    ★★★ 冷蔵庫は物理学でできている。冷蔵庫は化学でもできている。そう思った。全体のな七割ぐらいは熱力学に関するような話題で占められているので、名前の聞いたことのある名前が◯◯の法則として残っている物理学者次々と登場してきたのだが、内容を理解するのには手こずった。難しい。簡単に言うと圧縮して放出すると気温が下がる、ってことでいいのだろうか。全体の残りの三割は初期の氷ビジネス、氷貿易や冷蔵庫が起こした革命、現代の冷蔵技術の使われ方について記してあり、こちらは理解がしやすかった。

  • くらーく

    歴史はねえ。権力の横暴さが垣間見えて、何ともなあ。まあ、今の冷蔵冷凍環境のせいで、エネルギー消費が多くなりエネルギー生成のために温暖化ガスが増えて。。。権力の無い一般人の横暴もあるのか、地球にとっては。 そんな事もおもいつつ、冷蔵庫が日本の一般家庭に入ったのは、調べてみたら1960〜70年の間に90%になったのか。今では当たり前だけど、まだ50年位か。でも、すごい恩恵だな。オゾンホールの原因となったフロンも対策できて、今では問題ないようだし。知恵と技術のありがたさよのお。ただ、人類の欲深さは変わらないね。

  • takao

    ふむ

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