Books

ネオ日本食

トミヤマユキコ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784898155844
ISBN 10 : 4898155847
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

無形文化遺産に「和食」を登録。ユネスコは、「ネオ日本食」を見落としている。和食だけが日本の食ではない!ホットケーキ、たらこスパ、餃子、カツレツ、カレー…海外の味を、日本に馴染ませる「工夫」と受け入れる「柔軟さ」が生むあくなき「探求」。かくして、ネオ日本食は、しれっと日常にある。一度もまとめてかえりみられることのなかった一大ジャンルを考察する世界初の本。

目次 : ホットケーキはオシャレなもの なるべく小さく焼く 珈琲ワンモア(平井)/ パートナーの洞察で生まれた「飛躍」のパフェ 浅煎りコーヒーと自然派ワインTypica(西荻窪)/ ファンが受け継いだたらこスパゲティの味 スパゲティダン(目黒)/ 「ランチパック」というネオ日本食発生装置 山崎製パン株式会社(岩本町)/ ホイスはウイスキーのネオ日本食なのか? 有限会社ジィ・ティ・ユー(白金)/ 理詰めで生み出された日本向け餃子 ホワイト餃子野田本店(野田/千葉県)/ 「ごはんに合う洋食」でありつづける ぽん多本家(上野)/ カレーはいかにネオったのか? 稲田俊輔インタビュー

【著者紹介】
トミヤマユキコ : ライター・マンガ研究者。1979年、秋田県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、早稲田大学大学院文学研究科に進み、少女マンガにおける女性労働表象の研究で博士号(文学)取得。現在、東北芸術工科大学芸術学部准教授。ライターとして、日本の文学、マンガ、フードカルチャーについて書く一方、大学教員として、少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当している。2021年から手塚治虫文化賞選考委員。24年からNHK高校講座「家庭総合」(NHK Eテレ)でMC(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ホークス

    2024年刊。ネオ日本食(パンケーキ、パフェ、たらこスパ等)は更なる超ネオ化が進行中。人にフォーカスした本書の内容はバラエティに富む。ネットで情報が行き渡る現在、昔の様な「隔離によるガラパゴス的な特殊化→ネオ化」の流れは起こり難い、と著者は危惧する。外来や伝統のメニューには「こう作るべき、食べるべき」の情報が貼り付いて邪魔をする。私が凝ったパフェに懐疑的だったのも「べきの呪い」だろう。今やネオ化は、表現者が自ら内外に鉱脈を見出し再構築するものになっている。芸術も対象として、私も自分に素直に感じていきたい。

  • Roko

    元々は外国の食べ物だったのに、日本でとんでもない進化を遂げてきて、今ではすっかり日本独自の食べ物となったものがたくさんあります。 この本で紹介されているもの以外にも、オリジナルのものとは全く違う方向へ発展して、すっかり日本食になってしまったものがたくさんあります。ラーメンも、カレーも、とんかつも、まごうことなき「ネオ日本食」です。こういうものを食べに外国からやって来る人が大勢いるのは、この独自なガラパゴス的進化を遂げた日本の食文化が評価されるようになったからなのかしら?

  • tetsubun1000mg

    表紙とタイトルだけで食関連のエッセイと思って選んだがかなり違った。「海外発の料理なのに日本でしか食べられていない独自進化を遂げた料理」という意味で名づけられたタイトルだった。 アメリカで寿司と言えばドラゴンロールなど巻物になるように「たらこスパ」「ランチパック」「栗とキノコのパフェ」などを独自解釈で紹介していく様子が楽しい。 南インドカレー店オーナーで書籍も多い稲田俊輔さんとの対談も面白かった。 「ネオ日本食」という分類と店主を取材して創業の歴史やお店の方針、料理の取材をして浮かび上がらせているのも良い。

  • 𝐂𝐄𝐋𝐄𝐒𝐓𝐈𝐍𝐄

    最後のひとくちまで、ジャンクな味が等速直線運動のように続いていくのをたのしむのだ。(p.65)この表現が好き。夫婦で営んでいるような個人経営的なお店もあれば、山崎パンのような大企業にもインタビューをしていて、面白かった。ネオ日本食(ちなみにこれは著者の造語!)であることは共通していても、それぞれのお店、企業によってポリシーは異なっていて、各々が独自に進化を遂げたのだな〜と感じた。ネオり続けることを容認しているお店と、今のネオらせ地点を保ち続けることを重視しているお店とがあって、それも興味深かった。

  • きゅー

    ネオ日本食とはこれから生まれる新しい日本食について書かれているのかと思ったら、ホワイト餃子、たらこスパゲティ、ランチパックなど日本で独自進化した料理を指す造語だという。内容的にはホットケーキなど一般的に普及しているものから、きのこのパフェなど一店舗のみで作られているものなどバランスがバラバラに感じた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items