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ISBN 10 : 4862852831
Content Description
丁寧な翻訳と詳細な訳注。トマス・アクィナス(1225‐74)の死によって未完に終わった書の本邦初訳。アウグスティヌス『エンキリディオン』にならい無限の神が発する聖書に込められた多くの教えを、簡潔に要約して広く人々に語ることにより、神とは何か、希望と愛とは何かを語ろうとしたが、希望について語るなかで中断。246章にも及ぶ主題を通して、「信仰について」詳細な説明を与えた。
目次 : 第1部 信仰について(三一なる神、およびその業について(信仰について語るべきことの順序/ 神とは何か/ 神が動かすことのできないものであること ほか)/ キリストの人性について(キリストの人性への信仰について/ 最初の人間に与えられた掟と最初の状態での彼“人間”の完全さについて/ かの完全な状態が原初の正義と名付けられたことと人間が置かれた場所について ほか))/ 第2部 希望について(キリスト者の生の完成には希望の徳が不可欠であるのは、希望そのものによっておのずから明らかであること/ 人間たちに、神に望むものを得るための祈りが知らされているのは適切だったこと、および神への祈りと人間への祈りの違いについて/ 我々に祈りの形式がキリストから伝えられたのは、希望の総仕上げとして適切だったこと ほか)
【著者紹介】
山口隆介 : 1976年神戸市出身。2004年同志社大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学及び哲学史専攻)を終える。現在聖泉大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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