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いま死の意味とは

トニー・ウォルター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000614023
ISBN 10 : 4000614029
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いま、死と死にゆくこと、悲嘆、死者と生者の関係はどのように変容しつつあるのか。「死の社会学」の第一人者が、近代的な個人の自律という理想や共同体との関係、専門家の役割、葬儀、遺体の扱い、服喪、さらにSNSとAIの時代の「拡散する死」のゆくえを批判的に考察する。「死」について、身近な問題から深く考えるために最適な入門書。

目次 : イントロダクション/ 第1章 何が問題なのか?/ 第2章 話すのは良いこと?/ 第3章 もっと良い死に方?/ 第4章 専門家は何が得意なのか?/ 第5章 なぜ葬儀をおこなうのか?/ 第6章 どう遺体処理するか?/ 第7章 どう喪に服すか?/ 第8章 距離とデジタル―どうつながる?/ 第9章 拡散する死

【著者紹介】
トニー・ウォルター : 1948年生まれ。英国バース大学教授。同大学「死と社会センター」前所長。死の社会学を牽引する存在として、死生学研究者のあいだで今もっとも注目されている人物

堀江宗正 : 1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター教授。死生学、スピリチュアリティ研究。2000年、東京大学大学院人文社会系研究科宗教学宗教史学博士課程満期退学。博士(文学)。聖心女子大学文学部准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fuckinormativity太郎

    読み物として面白かった。気になる記述もあった。「悲嘆の感情を自制するストイシズムは必ずしも表現主義に劣る古めかしい価値観という訳ではなく、経済や政治が不安定な状況においては生存のために必要とされ現れ出る。経済的困難や戦争のない安定した環境でこそ、悲嘆の表現の方がより適切であると言える。」というような旨の見解を著者が述べている箇所で、これは何かの参考になりそうだと感じた。背景を把握しきれていないので、今後関連書籍を読んで掘り下げたい。

  • oritako

    死に関する研究の批判的論考。新しい事例(デジタル遺産や、AIによる故人生成)も含まれている。翻訳された堀江先生 (@NorichikaHorie) による注釈がありがたい。

  • hisa

    イギリスの社会学者であるトニー・ウォルターの著作で、始めて翻訳された一冊。社会学や「死のタブー」についての議論など、ある程度のバックグラウンドが無くてはわかりづらい面もあるが、医療・ケアの現場と葬送・服喪について幅広く論じられている。特にソーシャルメディアを通じた喪のあり方が個人的には興味深かった。 イギリスの社会の現状を理解している訳ではないので理解に限界はあるだろうが、日本の事例を思い浮かべながら読んでいくと色々と発見がある。

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