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タール・ベイビー ハヤカワepi文庫

トニ・モリスン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151201059
ISBN 10 : 415120105X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

カリブ海、西インド諸島に浮かぶ雨林の生い茂る小島で、二人は偶然に知り合った。白人の大富豪の庇護を受けて育ちソルボンヌ大学を卒業した娘ジャディーンと、黒人だけに囲まれてフロリダの小さな町で育った青年サン。異なるがゆえに惹かれあい、そして異なるがゆえにすれちがい、傷つけていく。黒人同士でありながら決定的なちがいを持ちあわせた二人の、炎のような恋のゆくえは―。ノーベル賞作家の傑作。

【著者紹介】
トニ・モリスン : 1931年、オハイオ州生まれ。現代アメリカを代表する小説家。ハワード大学を卒業後、コーネル大学大学院で文学の修士号を取得した。以降、大手出版社ランダムハウスで編集者として働きながら、小説の執筆を続け、1970年に『青い眼がほしい』でデビュー。1973年には第二長篇『スーラ』で全米図書賞の候補となった。1977年の『ソロモンの歌』は全米批評家協会賞、アメリカ芸術院賞に輝いた。第四長篇にあたる本作『タール・ベイビー』は1981年に発表され、第五長篇『ビラヴド』(以上すべてハヤカワ文庫刊)は1988年にピュリッツァー賞を受賞した。1993年にはその多大な文学的功績に対し、アフリカン・アメリカンの女性作家としては初めてのノーベル賞が授与されている。2019年没

藤本和子 : 1939年生まれ、早稲田大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    「ノーベル賞作家が描く、(中略)白人の庇護のもと育った娘と、黒人に囲まれて育った青年。カリブ海の島で出会った黒人男女の激しい恋のゆくえ──」 トニ・モリスンの表現世界は深甚で錯綜している。紋切り型の理解などあっさり跳ね返される。心して読むべし。

  • アヴォカド

    読書会のため再読。やっぱり強烈だった。

  • アヴォカド

    最初のほう、入るのに難儀したが、中ほどからはぐいぐい。そしてまた終盤は、その烈しさ、その複雑さ、スパイスのような切なさに読むのに時間がかかる…という感じで緩急甚だしい。いやー、すごいな、全く単純じゃない。全く。

  • gorgeanalogue

    初めてのトニ・モリスン。なんだかわからない細部もあるし、読みそこなっている部分も多いことだろうが、面白かった。二人が恋に落ちる箇所には、もちろんカタルシスがあるが、そんなことに回収されない、それをはねのけるようなリズムに満ちている。それは「語り」の力というのではなくて、知的に周到に配置されている。それにしてもよくこんな小説を訳せるものだ。

  • K

    なんだかすごい話だった。トニ・モリスンは多分初めて読み通した。二つの文化の間で「上昇」しようとするひと、それを責めるひと、この話はラブ・ストーリーというよりは世代間ギャップのようなものを表しているのかなとも思う。感想を書くのが難しいが、琴線に触れたところがいくつかある。

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