デーヴィド・ハーヴェイ

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資本論 入門

デーヴィド・ハーヴェイ

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861823459
ISBN 10 : 4861823455
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

グローバル経済を読み解く『資本論』の広大な世界へ。世界的なマルクス・ブームを巻き起こすきっかけとなった、ハーヴェイ教授の講義を書籍化。現在、最も世界で読まれている「資本論」の入門書。

【著者紹介】
デヴィッド・ハーヴェイ : 1935年、イギリス生まれ。ケンブリッジ大学より博士号取得。ジョンズ・ホプキンス大学教授、オックスフォード大学教授を経て、現在、ニューヨーク市立大学教授(Distinguished Professor)。専攻:経済地理学。論文が引用されることが世界で最も多い地理学者であり、マルクス理論研究の世界的権威である。2008年、『資本論』の講義を撮影した動画を、インターネットでフリーで一般公開した。すると、世界中からアクセスが殺到し、現在の世界的なマルクス・ブームを巻き起こす一助となった

森田成也 : 駒澤大学非常勤講師

中村好孝 : 滋賀県立大学人間文化学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ハーヴェイはなぜ150年前に書かれた資本...

投稿日:2021/05/11 (火)

ハーヴェイはなぜ150年前に書かれた資本論を21世紀の今、若者に講義をするのか。資本論はヘーゲル哲学の最高峰である「大論理学」の方法論すなわち弁証法を駆使し論じたものである。当時のイギリス社会を独特の方法で抽象化した。むしろ今こそ読まれるべき書である。

西口まる さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Sakana

    初読だけあって大変だった。3章くらいまでは概念に慣れるのに大変だけど、そこからは段々つかめてくる。とりあえず、マルクスの『資本論』の第一巻を次に読みたい。しかし、なんでこんな基本文献を学部の時に読んでなかったのやら。。。感想としては、なんというかNO FUTUREって感じ。世界に絶望している。

  • うえ

    「今日でも、資本は可能ならばいつでも未開発工業地に進出したがる。日本の自動車産業が1980年代にイギリスに進出したとき、組合に高度に組織化された地域を避けて、新規開発に開かれた地域に拠点を構えた。そこでは、日本企業はゼロから始めることができたし、自分たちの望むとおりの工場を建設することができたからである」

  • ブルーツ・リー

    解説書を読んで、ようやくマルクスの「資本論」と、現在の共産主義が繋がってきた。 解説書を読んでも、未だに難解ではあるのだから、原書を読んだだけでは理解できなかったのはやむ無しか。 だいたいこの入門の解説書であっても500頁を越えて来ていて、しかも内容はまだ難解。 それでも、資本論の原文に比べれば、まだ現在の共産主義の主張に近い事が書かれているから、頭に入っては来やすい。 今後も資本論の解説書や、経済学の教科書等を読み込んで、いずれ「資本論」の本文が理解できるように、精進したい。

  • makoppe

    リーマンショックの影響からか資本蓄積論と蓄積危機・労働日・相対的剰余価値などをかなり重視して書いある。新自由主義によって資本の流通が阻害(環境の悪化、賃金低下と需要減少)されることによって恐慌は頻発することになるのではないかという点を階級闘争から読み解く視座は重要であろう。ただ無批判にマルクスが言ったことを解説するだけでなく、批判的に、補足しつつ書かれているところもよい。私たちが社会を変革するために『資本論』を使えと説く、最高の解説書である。

  • ゲニウスロキ皇子

    『資本論』を本格的に読み解くための準備運動として。非常に濃厚な記述であり、良い読書時間になりました。静的弁証法家、唯物論者、目的論者等、マルクスに付随する数々の偏見(否定的なものであれ、好意的なものであれ)を打破しつつ、マルクスの分析の鮮やかさを示してくれる良書です。社会を考える上でマルクスは未だに想像力の源泉足りうる恐るべき思想家だと認識させられました。今までマルクスから逃げていたことが悔やまれます。

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