デラルド・ウィン・スー

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日常生活に埋め込まれたマイクロアグレッション 人種、ジェンダー、性的指向 マイノリティに向けられる無意識の差別

デラルド・ウィン・スー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750351179
ISBN 10 : 4750351172
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

BLM運動の盛り上がりの背景にあるのは…ヘイトスピーチ、ヘイトクライムの基層をなすのは…いま新たに注目される差別概念「マイクロアグレッション」の全容がわかる基礎的かつ最重要文献。「あからさまな」差別と対比され、あいまいな、無意識で見えにくいが重大な結果をもたらす差別を「マイクロアグレッション」として明確に位置づけ、その内容・メカニズムや影響、対処法を明らかにした。

目次 : 1 マイクロアグレッションの心理的な表れ方とダイナミクス(マイクロアグレッションとは何か―人種・ジェンダー・性的指向に対するマイクロアグレッションの表れ方/ マイクロアグレッションの分類/ マイクロアグレッションにより生じる心理的ジレンマとそのダイナミクス)/ 2 マイクロアグレッションの標的と加害者に対する影響(マイクロアグレッションのプロセスモデル―発生から結果まで/ マイクロアグレッションが引き起こすストレス―身体および精神の健康に与える影響/ マイクロアグレッションの加害者と抑圧―野獣の本性)/ 3 集団固有のマイクロアグレッション―人種、ジェンダー、性的指向(人種/民族に関するマイクロアグレッションとレイシズム/ ジェンダーに関するマイクロアグレッションと性差別/ 性的指向に関するマイクロアグレッションと異性愛主義)/ 4 雇用、教育および心理支援におけるマイクロアグレッション(職場と雇用におけるマイクロアグレッションの影響/ 教育とマイクロアグレッション―教室での人種に関する困難な対話の促進/ 心理支援におけるマイクロアグレッションの影響)

【著者紹介】
デラルド・ウィン・スー : コロンビア大学ティーチャーズカレッジおよびソーシャルワークスクールのカウンセリング/臨床心理学部教授(心理学および教育学)。マイノリティの心理学、多文化心理学、マイクロアグレッション理論、人種対話、多文化カウンセリングと療法、および人種差別/反人種主義の心理学の分野の先駆者。クリントン大統領時代、人種問題に関する諮問委員会での講義経験がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • zel

    マイクロアグレッション。主に人種、ジェンダー、性的少数者など周縁化されている人々に対して向けられる偏見や差別。継続的に、そして、無意識化に、社会に埋め込まれ、疲弊させる。差別は目に見える差別は減っているが、形を変えて存在している。自分は平等で公平で差別しないと思っている人もマイクロアグレッションの加害者側であることが多くある。誰も固定概念に影響をうけない人はいない。意識化していかなければならない。学び続けていくしかないなと感じた。

  • marcy

    8割がた読んだところで休止。いろいろ苦しくなる内容だった。黒人をはじめとする非白人アメリカ人や女性、LGBTらに向けられる「あからさまではない僅かな差別的言動」の事例や分析がこれでもか、と突きつけられる。露骨な差別なら怒りを示しやすいが、さらりと流されるような差別的言動は「過剰反応かもしれない」「悪意はないのかも」などと受けた側に迷いや戸惑い、葛藤や混乱をもたらす。日常茶飯事のため心身にジワリと及ぼす悪影響が積み重なる反面、加害側は極めて自覚に乏しいという非対称性も存在。いろいろ考えさせられる。〜続く

  • ymmtdisk

    私はシスでヘテロの男性なので、日本にいる限りマジョリティに属する。▼他人を観察していて思い当たることがあったり、もちろん自分自身を振り返って懺悔する部分も多々あって、読んでいて苦しくなってくる。▼マジョリティ側が作り上げた社会構造や制度であるため、マジョリティ自身が変化するしかない。▼「多様性」という言葉を唱えるだけではなく、他者のリアリティを知り、受け入れ、対話し、関係を作るためのコミュニケーションを厭わないこと。▼アトロク(2021-11-25)、荻上チキさん推薦図書。

  • Yukipitasu

    明らかにアウトな分かりやすい差別と違って、こういうのって大したことないと見なされやすいから、よりキツいまである。1度や2度ではなく日常的に受けるし。 訳者後書きにもあったけど、「日本は単一民族の国」という前提で色々話してしまう場合は多いと思うし、ハーフの人(あえての表現)に対して暗にお前は日本人じゃないというメッセージを発している言葉をかけてしまうことはよくあると思う。以前あんなさんという人のツイートを見かけた時にも思ったが、褒め言葉なんだからいいじゃんとか言って済ませたりせず、ますます気をつけていきたい

  • 山のトンネル

    ★★★人種、性別、性的指向など、我々が無意識のうちにしてしまう差別について体系的にまとめられた良書。

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