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ジョゼフ・コーネル 箱の中のユートピア 新版

デボラ・ソロモン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560094525
ISBN 10 : 4560094527
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

女優のブロマイド、天体図、貝殻などが箱に収められた作品を、生涯に八〇〇点以上制作。没後五〇年。

目次 : 1903‐17―組み合わせチケット 本券をお持ちの方には次の特典が…/ 1917‐21―フーディーニを夢見て/ 1921‐28―セールスマン暮らし/ 1929‐32―ジュリアン・レヴィ画廊/ 1933‐36―サルバドール・ダリの消えない記憶/ 1937‐39―新ロマン主義者の登場/ 1940‐41―バレエの一夜/ 1942―異邦からの声/ 1943‐44―“ベベ・マリー”、または視覚的な所有/ 1945‐49―ヒューゴー画廊/ 鳥小屋/ イーガンでの歳月/ 鳥たち/ スティブル画廊/ ビッグフォードで朝食を/ ポップ、美術界を行く/ ジョイス・ハンターの生と死/ さようなら、ロバート/ さようなら、コーネル夫人/ グッゲンハイム展/ 「バスローブで旅をする」/ 「日の光が差してきた…」

【著者紹介】
デボラ・ソロモン : 1957年生まれ。コーネル大学で美術史、コロンビア大学でジャーナリズムを学ぶ。ジャーナリスト、美術評論家

林寿美 : インディペンデント・キュレーター。国際基督教大学卒業後、1989年よりDIC川村記念美術館(千葉県・佐倉市)に学芸員として勤務し、「なぜ、これがアートなの?」、「ロバート・ライマン」、「ゲルハルト・リヒター」、「マーク・ロスコ」、「ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎」などの展覧会を企画。同館を退職後は、ヨコハマトリエンナーレ(2014/2020)や「Robert Frank:Books and Films,1947‐2017」など、内外の展覧会やプロジェクトに携わる

太田泰人 : 1951年生まれ。美術史家。東京大学、パリ大学に学んだ後、1983年〜2011年、神奈川県立近代美術館に学芸員として勤務。「ダダと構成主義」展、「ニコラ・ド・スタール」展、「ジョゼフ・コーネル」展、「ル・コルビュジエ」展、「坂倉準三」展などを担当。2012年〜2017年、女子美術大学教授

近藤学 : 1972年生まれ。近現代美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    高校生の時、確かスミソニアンでこの人の展示を見た。そういえば川村美術館にもなかったかな…彼の作品は日本と似合う気がする…。大きな作品だらけの美術館で、この人だけ閉所恐怖症になりそうな、子どもが宝物を隠しているような、箱庭のスケッチのような作品で。奇妙な親密感とのぞき見をしたような罪悪感を覚えました。でも彼の人生については何も知らなかった…。21世紀になって彼についてこれほど詳しい本が出るなんて思っても見なかった。またゆっくり読みたいです。

  • paluko

    原題がUtopia Parkway、これはジョゼフ・コーネルが1929年から1972年に死ぬまで住んでいた地名で、実際にユートピアという文字が入っている。バレエ、オペラ、映画その他に関して異様に造詣が深く恐るべき蒐集癖があったコーネル。創作活動に批判的だった母親(同居していた)との確執に悩みながら夜、地下室で作品を制作していた。人・モノ(自作)との関係にこだわりが強くアウトサイダー・アーティストに限りなく近い印象を受ける。また、コーネルと草間彌生、オノ・ヨーコの間に交流があったことを本書で初めて知った。

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