デボラ・インストール

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ロボット・イン・ザ・システム 小学館文庫

デボラ・インストール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094070231
ISBN 10 : 4094070230
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

思春期突入で悩み多きロボット・タング、我が道を行く長女ボニー、まだまだ親として成長中のベンとエイミー。老婦人ミセス・カッカーとの同居、人生休暇中だったベンの姉ブライオニーの帰国…。今日もてんやわんやのチェンバーズ家に、突然、東京に住むカトウ一家がやってきた。どこか様子のおかしいカトウ。やがて、チェンバーズ家の固い絆を壊しかねない衝撃の事実が発覚する。背後には、あのタングの生みの親が…?舞台化、映画化も大反響、ぽんこつロボット&ダメ男と一家の愛おしい日々を描く英国発人気シリーズ第6弾、衝撃のクライマックスへ!

【著者紹介】
デボラ・インストール : 前職はコピーライター。幼い息子の子育てからヒントを得て書き上げた『ロボット・イン・ザ・ガーデン』で作家デビュー。夫、息子、猫とともにバーミンガムに暮らす

松原葉子 : 大阪府生まれ。国際基督教大学を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ

    まずは、前作より説明くささが緩和された文章にホッとした。シリーズが続くに連れて、タングの出番が少なくなったな。「イヤだー」のセリフもなくなったのも寂しい。それだけタングが成長したということか。さて、今回の物語はというと秘密だらけ。秘密がキーワードだよ。カトウもチェンバーズ家に遊びに来たし、ハチャメチャでコメディな話を期待したんだけど、シリアスで家族とは何ぞやと問いかけられてるような、ちょっと重めな話。最後、当然というべきか雨降って地固まるだった。もっとタングの明るく楽しい姿を全面にだしてほしかったな。

  • のっち♬

    退院したソニアを引き取ったチェンバーズ家を訪ねて来たカトウは彼らに纏わる機密情報を抱えていた。今回の焦点は恋愛を発端とした、触覚をもたず人間のように成長できないタングの葛藤に向き合う親心だろう。こういう時のベンは見ていられるが、ボリンジャーやカトウ相手に"すねた子ども"のようなやり取りには辟易した。絵柄的に想起させる『羊たちの沈黙』の緊迫感は到底体現できまい。近作の静かなストーリーに比べたら推進力があり久々に盛り上げた印象。テクノロジー解決はストレート過ぎて問題の核心を掘り下げるより棚上げされた感がある。

  • のぶ

    シリーズの第6作。そう言えば「ロボット・イン・ザ・ガーデン」は日本で映画と劇団四季のミュージカルになったのでしたね。そんな事を忘れていて本作を手に取ったが、あの温かい雰囲気にすぐに浸る事ができた。今回はタングが思春期で、恋や人間的な体への憧れなど悩み多い状態だった。娘ボニーとの関係にも問題を抱えたベン、今回は天才ポリンジャー博士の登場で問題大発生。チェンバーズ一家に隠されていた秘密もカトウ一家がやってきた事であらわになってくる。不穏な空気が流れたが、最後は落ち着くところに落ち着いた感じだった。

  • たまきら

    親日性の高いシリーズでした。まさか嵐まで登場するとは…。正直、小説としての面白さは初期のものの方が優れていたと思うんです。けれども後半になるにつれ、ロボットがより人間くささを帯びるようになり、また現実世界にAIが普及したことによる作品世界とのアンバランスを感じられる、というちょっとまた違うスリルがあったと思います。タングというとても魅力があるキャラクターは、これからも成長し、老成していくのかもしれません。

  • 鴨ミール

    なんとなくこれがシリーズ最終巻かな…と思いながら読んできたら、やっぱりここでしばらくお休みとのこと。タングの可愛らしさの虜になってしまったので、最後まで読もうと思って、借りてきました。 まさか、ボリンジャーが出てくるとは!そして、その娘までもが。でもそれより、エイミーやカトウに 秘密にされていたことがあったと知ったベンの動揺は大きかったんだろうな。タングも見た目は変わらないけど、内面は成長してたんだね。いつか外見も変わっちゃうのかな🥲 とりあえず、シリーズを読破できて良かったです。

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