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毒薬の手帖 クロロホルムからタリウムまで捜査官はいかにして毒殺を見破ることができたのか

デボラブラム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791772391
ISBN 10 : 4791772393
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

毒殺事件からアメリカ社会を描く。

1915年から1936年までの20年間ーー「ジャズ・エイジ」と呼ばれる狂騒の1920年代を含むこの時期に、アメリカの法医学は誕生し、犯罪捜査において確固たる地位を築いた。
その立役者となった二人の人物、チャールズ・ノリスとアレグザンダー・ゲトラーのひたむきな努力と、彼らが解決に導いた毒殺事件、その背景にあるアメリカ社会の様相を描いたノンフィクション。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    1910年から30年頃に起きた様々な毒物を扱った事件。その事件の様子、犯人像、いかにしてどのような毒物を使って毒殺に至ったかなどが書かれている。翻訳本が悪いというわけではないが冗長な言い回しがわたしにとっては読みにくかった。クロロホルム、シアン化合物、ヒ素、水銀、一酸化炭素他4つの毒物が収められている。すこし期待はずれでした。図書館本

  • しましまこ

    毒殺犯を捕まえるのは難しいが、有罪にするのはそれ以上に難しいのか。

  • DEE

    禁酒法時代のアメリカで監察医として活躍したノリスと、ひたすら実験を繰り返すことで正確さを追求し続けた化学者のゲトラー。死因となった毒物を死体から抽出したり、正確な致死量を測定したりと、アメリカの法医学の基礎を作ったとも言える二人の終わりなき戦い。 上質なミステリーのようなノンフィクションだった。 日本では監察医の数が少なく司法解剖の手が足りず、心不全と漠然とした括りで処理された遺体の中には犯罪絡みのものも少なくないだろうという話をどこかで読んだ。 かなり過酷な仕事ではあるが真相究明は大切だと思う。

  • まある

    ちょうど100年前、科学捜査の基礎を築いたふたりの人物の話。その本筋とは関係ないのだが、タイムリーな内容が第2章に。当時スペイン風邪が大流行し、ニューヨークでは船員から一気に広まった。ラッシュアワーの混雑を避けるために営業時間をずらす、人が集まる場所に行かないよう呼びかける、劇場で窓を開けるといった今と共通する対策がなされていたが、一方で、口を覆わずにくしゃみをすると軽犯罪に問われたり、子どもたちが「チーズクロスで顔を覆い、ニンニクを首に巻いて登校」するといった、当時ならではのものも。

  • Nwshina

    六時間十分ほどで読了。毒殺の歴史について纏めた本。僕はこういう知識が詰まった本に興味があるからか、とても長い時間を楽しめた。ニュースで聞いたことのある毒物や、伝記に登場する馴染みのない毒物まで。物語のような纏め方で文系も読みやすい。禁酒法の件は実に滑稽で、為になる本でした。『毒殺犯を捕まえるのは難しいが、有罪にするのはそれ以上に難しいのである』、『彼らは犠牲者を次々に増やしていき、その多さがやがて疑惑を呼び、罪が発覚するのだ』…どちらからも毒物の解明の苦労が読み取れる。未開拓は難しい。真の毒物を知る一冊。

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