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勇気ある女性たち 性暴力サバイバーたちの回復する力

Dr Denis Mukwege

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784272350599
ISBN 10 : 4272350595
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2018年ノーベル平和賞、ヤジディ教徒のサバイバー、ナディア・ムラド氏と共同受賞。性暴力、性差別と闘うデニ・ムクウェゲ医師の実践記。

目次 : 1 母の勇気/ 2 女性の健康危機/ 3 危機と回復する力/ 4 痛みと力/ 5 元兵士の言葉から/ 6 声を上げる/ 7 正義を求める闘い/ 8 認識と記憶/ 9 男性とマスキュリニティ/ 10 リーダーシップ

【著者紹介】
デニ・ムクウェゲ : 1955年、ベルギー領コンゴで生まれる。幼少期から青年期にかけて、人種的偏見や、独裁政権下のコンゴ民主共和国の経済的腐敗や道義的退廃を目の当たりにする。現在は著名な婦人科外科医であり、レイプ被害治療の第一人者として知られ、治癒へのホリスティックなアプローチは世界中のとりくみに影響を与えている。2014年、バラク・オバマ米大統領からホワイトハウスに招待され、ヨーロッパでは権威あるサハロフ賞を受賞し、初めて社会的に大きな評価を得る。2018年、ヤジディ教徒の人権活動家であり性暴力サバイバーのナディア・ムラド氏とともにノーベル平和賞を受賞

中村みずき : 脱軍事化、脱植民地化、それらをめざす人々とコミュニティ、国際連帯などをテーマに翻訳・通訳、執筆をおこなう

米川正子 : 神戸女学院大学卒業、南アフリカ・ケープタウン大学大学院で修士号取得(国際関係)。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)職員としてルワンダ、ケニア、ジュネーブなどで勤務。コンゴ民主共和国ゴマUNHCR元所長。宇都宮大学や立教大学などで特任准教授を経て、現在、明治学院大学国際平和研究所研究員、NPO法人RITA‐Congo共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Takako

    勇気付けられる本だし「海を受け取る」本でもあった。ムクウェゲさんが、常に自身と家族の命の危険と隣り合わせでもJourneyを止めないのか。「2世紀ものあいだ形を変えて続く、コンゴの資源を搾取する植民地支配、そして、女性を物のように扱うこともいとわない家父長制」のない社会を何としてでも実現させる必要があること、サバイバーやコンゴの女性たちがその同志であること、同志たちにどんな風に勇気付けられ力を引き出させるのか、全編を通して心を揺さぶられながら伝えられた。沖縄やジェンダー平等を思いながら読んだ

  • ケンミ

    中学生の頃国際協力という分野に関心を持ったことが現在の進路決定の発端だったのだけど、そのきっかけになったのがコンゴに関する記事だった。この本ではコンゴ紛争下での性暴力についてその治療に携わる医師の視点から綴られている。14歳の自分が泣きながら読んだ記事同様コンゴは「女性にとって世界最悪の場所」で、しかしこの本ではそれだけでなく男性がフェミニズムに取り組むこと、先進国での性暴力、和解について、歴史についてなど多岐にわたる指摘がなされていて、レポートの参考文献でもないのに大量のメモを取りながら読んだ。

  • young

    ムクウェゲ医師の話はNHKで見たことがあったが、きちんとその生涯を知ったのはこの本が初めて。後半のジェンダーに関する内容は今までどこかで学んで来たものが多かった。前半で主に書かれている、彼の半生、そして出会ってきたサバイバーの壮絶な人生。本書でも出てくるが、女性は強い。そして戦時下での性暴力は本当に恐ろしい。もっと関心を持っていかなければ

  • 田楽

    90年代から混乱が続くコンゴで性被害にあった女性たちを支援する婦人科外科医の半生と活動の記録。 悲惨さの中でも力強く生きる女性たちが凄く印象深かった。植民地支配から続く資本主義のもと先進国に吸い上げられる知識人や、法秩序崩壊の影響などなどありとあらゆる問題点が指摘されていて考えさせられるが、不謹慎ながら読み物としても大変おもしろく読める。自国の政府高官に脅されたり暗殺されそうになったりスペクタクル満載だった。男性の支援者であること、国際情勢を意識した広い視野、不屈の女性たちなどフックが多い。

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