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ISBN 10 : 4862852165
Content Description
ルネサンスによりギリシア・ローマの古典に関する知識と興味が盛り上がり、古典の叡智とされる格言への関心も高まった。それを象徴するのがエラスムス(1469‐1536)の『格言集』で、1500年の初版には818個の格言が収められたが、版を重ねるごとに拡充され、最終版では4151個に及んだ。人びとはこれらの格言をとおしてギリシア・ローマの古典および聖書の真髄を身につけようと愛読した。エラスムスは格言の意味を説明し、詳細な解説を加えて、古典文学とキリスト教の教えが一致することを示した。本書はそれら代表的な格言を選び、エラスムス『格言集』の大略と思想的特徴を紹介する。
目次 : 友人たちのものはすべて共有である/ 人間は人間にとって神である/ 人間は人間にとって狼である/ 悪しき守護霊/ 魔法の杖/ 火に油を注ぐ(さらに悪化させる)/ フクロウをアテネに持参する(余計なことをする)/ 白鳥の歌/ 別世界にいるように/ 人の数だけ意見がある〔ほか〕
【著者紹介】
金子晴勇 : 昭和7年静岡県に生まれる。昭和37年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。聖学院大学総合研究所名誉教授、岡山大学名誉教授、文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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