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コンヴェンション 哲学的研究

デイヴィト・ルイス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766427387
ISBN 10 : 4766427386
Format
Books
Release Date
May/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

哲学の“極北”。ゲーム理論、言語哲学、制度論の尽きない源泉。

目次 : 1 コーディネーションとコンヴェンション/ 2 コンヴェンションを精緻化する/ 3 コンヴェンションを対照する/ 4 コンヴェンションとコミュニケーション/ 5 言語のコンヴェンション/ 結論

【著者紹介】
デイヴィド・ルイス : 1941〜2001。言語哲学、数学の哲学、科学哲学、メタ倫理学など多くの分野で重要な貢献を残した20世紀後半を代表する分析哲学者。ハーバード大学においてW・V・クワインのもとで指導を受け、本書のもとになる博士論文を書き上げる。カリフォルニア大学ロサンゼルス校、プリンストン大学で教鞭をとる

瀧澤弘和 : 中央大学経済学部教授。東京大学経済学研究科博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • buuupuuu

    Conventionは規約とも慣習とも訳される。クワインは明示的な合意のようなものを考えていたようだが、ルイスは人々が共通利害のために同調している状態を考えている。ポイントは同調の仕方が他でもありえたこと、他のメンバーが同調すると互いに承知した上で人々が同調しているということである。後半では言語活動がコンヴェンションの観点から分析される。発話と事態、あるいは発話と行為の対応付けがコンヴェンションによって成り立っており、人々はそれによって利益を得ている。言葉の意味がこのような対応付けによって説明されている。

  • ツッチャン

    狭い廊下で反対側から人が歩いてくると、左右どちらかによる。左右どちらかかはわからないが、ぶつからないように相手と反対側によける。ときには、相手と同じ方向によけてしまってぶつかりそうになる。そんな体験はだれもがしているだろう。どちらによけるかは、歩行の際、「規則」としてきまっていない。しかし、ぶつからないようによけることは、お互いに了解している。その相互の了解が「コンヴェンション」とされる。言語の意味(使用)や規則の基礎として考察されているため、議論は難解。しかし、その考察の鉱脈ははかり知れない。

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