Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• たばかるB

  読了日：2022/03/25

  ネットワークとトラッキング技術によって、選択の余地なく人々は監視されているという現状。ライアンとしては、大手企業・あるいは政府からの権力乱用に対抗し、価値合意を図るべきとしている。だが監視カメラが設置されている生活が浸透し人々が順化が進行するのであれば、プライバシーの保護よりも利便性を優先するのではないか、と問いかける。

• GASHOW

  読了日：2019/12/05

  私たちは、監視されている。監視カメラの利用が、防犯から、統計処理にかわり、個人の追跡、ビッグデータ処理の予測、個人の認証に変化している。監視文化に不安を唱えながらも、便利を教授しながら慣れてゆく。過去に差別に苦しめられた民族は、教訓を忘れずに、監視が人権を奪うことのないような法規制を取り入れる。日本人は、監視への恐怖が強くない人の割合が多いためか、法規制化はあまり進んでいない。犯罪捜査でナンバー追跡システムの利用は、最小限にしている。監視社会の発展はどこまでゆくのだろう。

• アルミの鉄鍋

  読了日：2019/08/05

  ★3 色々な面から監視社会を考察した本。それがユートピアなのか、ディストピアなのか。スノーデンの告白本や、1984、素晴らしき世界、映画のザ・サークルを知っていれば楽しめるかもしれない。1番はよく出てくるこれらの書籍を見たりする事をお勧めする。便利だけど監視されて、評価されてそんな世界は本当に人間が求めてるモノなんだろうか。

• Daimon

  読了日：2019/05/08

  監視国家、監視社会いずれも、今の社会を表すのに適切ではない。確かに国家や企業も重要な役割をもつし、SNSやスマートフォンなど社会から監視されていることも確かである。しかし、私たちもそこへすすんで参加している−監視の実践に関わっているということである。それは単に、国家や社会を超えた「監視文化」である。ここでいう主体とは二重だ。監視に服従していると同時に、監視の主体でもある。情報を生み出す主体subjectでありかつ、それに従うsubjectする存在。そこには、生み出す主体として抵抗を示す可能性が残っている。

• Outreka

  読了日：2021/02/23

  コロナ前の頃だったかすでに引退していたオバマ大統領がこの本を紹介していたので手に取った。 常に観られていることを意識するのは慣れるまでは大変だし 自分のことなんか誰も観ていないという態度で生きていくことも有効だと思うけど基本的には意識する方が良さそう。 解析すればどのような人と繋がり何を欲しがるか明らかだ。 あえて整体情報も含め情報を提供することで技術社会を有効活用するのだという話もあった。 ジャックアタリによれば監視者こそ権力者だ。 フーコーの監獄の歴史にあったような監獄世界に住んでいる気持ちだ。

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