デイヴィッド・ベイカー

Individuals/organizations Page

Books

生殖と快楽の追求、そして未来へ Sex20億年史

デイヴィッド・ベイカー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087817638
ISBN 10 : 4087817636
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

最初のセックスはどのように始まったのか? 私たちが多様な性行動をするのはなぜなのか? 生物の進化史×文化史の視点を交差させ、微生物の時代から現代まで、20億年を旅する知的冒険の書

20億年前、地球全体が赤道付近も含めて凍結する「スノーボール・アース」現象が起きた。
それまで、微生物は無性生殖で自己のクローンを作成していただけだったが、DNAを守るため細胞内の核に保持する真核生物となり、過酷な環境に耐えうる子孫を作るため、互いのDNAを融合させ、生存可能性の高い突然変異を目論んだ。
これがセックスの起源だといわれている。

その後、人類の進化というタイムラインにのったセックスは、多様化していく。
体内にあった性器は体の外に出て、形や大きさを変えていく。
霊長類になると、雄が支配する家父長制が主流の中、雌中心の家母長制も出現。
また異性の相手にアピールするための“魅力的な要素”も、種によって千差万別だった。

進化が人類まで進むと、狩猟採集社会、農耕社会と環境に応じて、セックスも変化していく。
そして現代。様々な性の嗜好、性行動の奥にある本能も歴史をたどっていくと何億年前の“祖先”につながっていく。
“目からウロコ”の発見に満ちた壮大な性の旅へ誘う。

●目次
第1部 進化する前戯 1 ファックできない宇宙 2 水面下の暗中模索 3 ティラノサウルスのセックス
第2部 霊長類の絶頂(オーガズム)4 オーガズム時代の夜明け 5 モンキー・ビジネス 6 火星から来たチンパンジー、金星から来たボノボ 7直立(エレクトゥス)を始める
第3部 文化の残光 8 森のフェチ 9 セックスと文明 10 近代革命 11 セックスの未来

●著者について
デイヴィッド・ベイカー David Baker
歴史・科学専門の著述家。
世界で初めて、ビッグ・ヒストリー(壮大な時間軸の中で宇宙の始まりや地球の歴史を自然科学と社会科学の視点から俯瞰し探求する学問分野)の博士号を取得。
受賞歴のある講師であり、何百万人もが視聴する教育系動画の脚本を手がけている。
著書に『The Shortest History of Our Universe』『早回し全歴史――宇宙誕生から今の世界まで一気にわかる』(ダイヤモンド社)などがある。@davidcanzuk

【著者紹介】
デイヴィッド・ベイカー : 歴史・科学専門の著述家。世界で初めて、ビッグ・ヒストリー(壮大な時間軸の中で宇宙の始まりや地球の歴史を自然科学と社会科学の視点から俯瞰し探求する学問分野)の博士号を取得。受賞歴のある講師であり、何百万人もが視聴する教育系動画の脚本を手がけている

染田屋茂 : 翻訳者・編集者。1950年、東京都生まれ。1974年、早川書房入社。以後、10年間の翻訳専業期間をはさみ、朝日新聞社、武田ランダムハウスジャパン、KADOKAWAで翻訳書を中心に書籍編集に携わる。現在は、S.K.Y.パブリッシング代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アキ

    138億年前に宇宙が誕生し、38億年前に最初の生命が誕生した。20億年前スノーボールアースという過酷な自然環境を生き残るために最初のセックスが発生した。すべてのセックスの中心にDNAがある。両親という2つの個体がいるおかげで遺伝的多様性のあるわたしが生まれる。本書では生物の進化に伴うセックスの歴史が詳述されるが、5500万年前から現代まで、全霊長類における一夫多妻制と乱婚、一夫一婦制の変遷が興味深い。マッチングアプリよる出会いが主要な手段となった現代では、結婚という制度が変遷する過程のように思える。

  • あっか

    新刊。すごいタイトルだけど物凄く面白くタメになった!生物の進化の過程は結局性(繁殖)の進化の歴史なのだから、その視点で見るとこんなにもコミカルで分かりやすいのかとびっくり。なぜ水棲生物が陸に上がったのか、両生類が爬虫類に進化したのか、など図鑑を読んでいただけでは分からなかったなあ。生物と歴史が大好きになりそう。チンパンジーに生まれなくて良かった…!とか。笑 現代は、文化的科学的進化に人間の身体的な進化が全く追いついていないが故の混乱なのね、ということにもとても納得した。足フェチなどの本能的理由にも→

  • たまきら

    読み友さんの感想を読んで。なんとまあ、ビッグバンから始まる壮大なSEX史、時系列で読み進め、最後の章に行きつくころにはもうげっそりしました。つかれた〜どこがShortest historyなんじゃ。おりしもサメの生態を読み、今夜はダーウィンでアカハライモリの生殖を知ったところだったので、頭がすっかり混乱してきました。…未来の部分が面白かったので、アフターマンならぬ「セックスアフターマン」でも作ってみたらいいのではないでしょうか、どっとはらい。

  • funuu

    女性がいいと思う男性は2割 男性はほぼ全員の女性を受け入れる コノツ違いが 男性3人に1人が未婚 女性5人に1人が未婚になる マッチングアプリも上位2割の男性に集中してしまう どの国も婚姻率の低下による少子化は避けられない 生命が誕生して38億年 いつも生命は自分のDNAを残そうとしてきた 人類は 一夫一妻制で集団を安定化させた マッチングアプリのせいで普通の出会いは淘汰されつつある。 確かに 社内もセクハラ等で気楽に声をかける訳にもいかない

  • ユウユウ

    根源的な未来

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items