デイヴィッド・ヒューム

Individuals/organizations Page

Books

豊かな国は貧しい人々を助けるべきか?(仮)

デイヴィッド・ヒューム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784535558892
ISBN 10 : 4535558892
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本人さえ豊かでいられればそれでいいのか?金持ち国に住む我々と「遠くの見知らぬ貧しい人」とのつながりが、どれほど密接かつ多岐にわたるのか。金持ち世界に「自国民第一主義」が蔓延する中、その逆風に立ち向かい、「貧しい人を助ける理由」を次々に挙げていく。

目次 : 第1章 なぜ遠くの貧しい人のことを心配しなければならないのか(なぜやり方を変えなければならないのか/ 成績表:どの国がどのくらい貧しい人を助けてきたか ほか)/ 第2章 対外援助の限界(援助:量か質か?/ 援助は役に立っているか? ほか)/ 第3章 何ができるのか?(成長に関するつかみどころのない探求/ 財源:マリはデンマークのように振る舞えるのか? ほか)/ 第4章 気候変動と不平等(気候変動:それがすべてを変動させる/ この世の終わりは近いのか ほか)/ 第5章 約束破りから地球規模の協働へ(何をなすべきか/ 変化を実現するには ほか)

【著者紹介】
デイビッド・ヒューム : 1952年生まれ。1974年、イギリスのケンブリッジ大学修士課程修了。1984年、オーストラリアのジェームス・クック大学博士課程修了。マンチェスター大学慢性的貧困研究所参事、開発政策・マネジメント研究所所長などを歴任。マンチェスター大学国際開発学部教授、グローバル開発研究所(GDI)専務理事などを務める。専門は開発学、経済地理学、社会政策

佐藤寛 : 1957年生まれ。日本貿易振興機構アジア経済研究所上席主任調査研究員。1981年、東京大学文学部社会学科卒業。1981年アジア経済研究所入所。1991年より援助プロジェクトを研究フィールドとする開発援助研究を開始。アジア経済研究所研究支援部長、開発スクール事務局長、研究企画部長などを歴任。イエメン共和国サナア大学にて客員研究員、国立民族学博物館外来研究員、英国サセックス大学開発研究所客員研究員を経験。専門は、開発社会学、地域研究(イエメン、エリトリア)、援助研究、日本の開発経験研究

太田美帆 : 玉川大学文学部英語教育学科准教授。英国レディング大学大学院修士課程修了、博士課程満期退学。専門は、農村社会開発、生活改善普及、エンパワーメント、ファシリテーションなど

土橋喜人 : 1968年生まれ。NPOスーダン障害者教育支援の会(CAPEDS)理事。2000年、アジア経済研究所開発スクール(IDEAS)修了。2001年、英国マンチェスター大学開発政策大学院(IPDM)修士課程修了。宇都宮大学大学院工学研究科博士課程後期課程在学。専門は、障害と開発、社会開発など

田中博子 : 1963年生まれ。株式会社かいはつマネジメントコンサルティングODA部門地域産業開発部コンサルタント。2005年、マンチェスター大学開発政策大学院(IPDM)博士課程修了。専門は、開発政策、行政組織分析、人材育成

紺野奈央 : 1989年生まれ。東京大学東洋文化研究所。2013年、英国王立農業大学修士課程修了。2012年、ロンドン政治経済大学修士課程修了。専門は、農業開発、日本の戦後開発など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ちぃ

    貧しい国を先進国が助ける理由は綺麗なことばかりじゃない。歪みだらけの世界で色んな人が色んなことを言うけど、でもなんだかんだみんな世界をちょっとでもよくしたいと思ってる。どこまでをあなたにとっての「世界」と考えるのか。巻末の読書ガイドを読み切ったらすごい力がつきそう。

  • Akihiro Nishio

    富裕国が貧困国に援助するのはなぜかを問うが、結局は道義的な責任と、富裕国にも益となるというありきたりの考えしか出てこない。多くのページを費やして不平等が開発を阻害しており将来的に事態が悪化すると強調されるが、何故貧困国への援助に繋がるのかは示されない。面白いと思ったのは移民が最も効率的な支援であるという主張。確かに貧困層に直接届くし、腐敗した政府やグローバル企業によるピンはねが殆どない。国民感情的に移民許容は難しいと思うが出稼ぎ労働枠拡大とODA支出削減とセットで打ち出せば国民の理解は得られるのでは。

  • suchmo

    幅広く次々とトピックが出てくるの、私の頭では1回読みではあまり定着せず。。。すみません。「必要なのは、特定の国の特定の時期に役立つ援助方式を選択するための知識と、いかにして非効率的もしくは有害な援助計画の立案を回避するかの知識である」は共感

  • いっこ

    SDGsについて調べていたところだったので、参考になった。国民(地球市民)一人ひとり)のレベルでは「理由なんて必要?」と思いやりの心を持てても、国レベルになるとなかなか難しい。援助のマイナス面だけをとりあげて反対する人もいる。政治家にこそ、読んでほしい一冊と思う。

  • よしたけ

    援助する理由、援助による私たちの便益、具体的な援助方法が様々な角度から考察されており興味深く読了。日本の低援助効率への言及も。想像に難くないが政治腐敗が要因の一つで、援助が直接当事者に届くようなシステム構築や、教育充実等、言葉にすれば簡単だが一筋縄でいかないものが挙げられる。気候変動にも触れられており、気温上昇による国土水没や農業効率性の低下等により、割を一番食うのは貧者だという。自由貿易、外国資本の積極受け入れによって途上国は発展しているように見えて、富を搾取されているという考察は参考になった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items