デイヴィッド・サンプター

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サッカーマティクス 数学が解明する強豪チーム「勝利の方程式」 光文社未来ライブラリー

デイヴィッド・サンプター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334770624
ISBN 10 : 4334770622
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

シュート決定率やリーグ戦での勝敗数といった統計から、パスやフォーメーションの幾何学にいたるまで、サッカーは数学的要素に溢れるスポーツだ。それらの要素を最新手法で追跡・分析すると、驚くべきパターンが見えてくる。一流選手や強豪チームの動き、名監督の戦略や采配は「数学的に正しい」のだ。勝ち点はなぜ3なのかといったトリビア、ブックメーカー(賭け屋)に勝つ方法なども考察。あなたの「サッカー観」が変わる一冊。

目次 : パート1 ピッチから(数学でサッカーの試合結果を予測できるか?/ バルセロナと粘菌の隠れた共通点/ パスの「流れ」を解明する/ 統計だけが知っている選手の本当のすごさ/ イブラヒモビッチのロケット科学)/ パート2 ベンチから(サッカーを劇的に面白くした勝ち点3の魔法/ 戦術マップが暴くチームの個性/ 部分の総和を上回る超チーム力/ 「動き」の世界を数学する)/ パート3 観客席から(君は1人じゃない―群集の科学/ みんなの意見は本当に正しい?/ 自腹でブックメーカーに挑んでみた/ 挑戦の結果はいかに)

【著者紹介】
デイヴィッド・サンプター : ロンドン生まれ、スコットランド育ちの数学者。マンチェスター大学で数学の博士号を取得。オックスフォード大学とケンブリッジ大学で研究職に就いた後、スウェーデンに移り、現在ウプサラ大学の応用数学の教授。世界各地で、伝書鳩の飛び方、拍手の伝染、アリや魚の群れの動きなどの生物学的・社会学的現象を数学的に分析する研究に携わる。本書『サッカーマティクス』は日本では「サッカー本大賞2018優秀作品」に選ばれた

千葉敏生 : 翻訳家。早稲田大学理工学部数理科学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • リットン

    本書で挙げられるシーンが世代的に欧州サッカーを見るようになった時期で、シーンが鮮明に思い出して懐かしい気分になった。EUROのバロテッリのゴールや、イブラのオーバーヘッドとか懐かしい。。。ボリュームが思ったより多くてヘビーだったがサッカー好きとしては面白かったな。まぁ、上記のようなシーンを知らないと堅苦しい本になりそうだけど。そして、なにより筆者がリバプールファンという点がよい(笑)。この頃の筆者に、「大丈夫、このあとCLもプレミアも優勝するから」と言いたくなった

  • 広瀬研究会

    野球はもともと沢山の数字が出てくるスポーツだけど、サッカーを数学で解き明かすとは?という興味を持って読み進めた。勝敗予想や観客の群衆心理の話はタメになるし、勝利したときの勝ち点を「3」ではなく「2」とした場合の影響についても目からウロコ。でも何といっても楽しいのは、2010/11シーズンのバルセロナのティキ・タカを数学モデルに当てはめて考察したり、イブラヒモビッチのオーバーヘッドのロングシュートの弾道がいかに奇跡的かっていうことを解説するくだり。やっぱりスター選手の話が一番盛り上がりますよね。

  • デイヴィッド・サンプターさん著の「サッカーマティクスー美しい試合の中の数学をめぐる冒険」を読み終えました。数学者による本です。数学をサッカー(もしくはその逆)で面白く解説します。この本では、数学と統計学を用いてサッカーの戦略や選手のパフォーマンスを分析しています。ポワソン分布を使った得点のシミュレーションや、バルセロナのプレースタイルと粘菌の効率的な経路の類似性、勝ち点制度の影響などが論じられています。 数学はサッカーの理解を深めるだけでなく、人生の意外な発見をもたらす手段でもあると述べられています。

  • 古民家でスローライフ

    数学者である著者が、統計学、幾何学、複雑系科学といった数学的な手法を用いてサッカーの様々な現象を分析し、「勝利の方程式」を解き明かそうと試みた一冊。野球では、映画のマネーボールで一般的な認知を得たセイバーメトリクスという選手の能力を測る統計学的手法が有名だが、近年、サッカーやその他のスポーツにおいても、統計的な分析は当然のものとなっている。数学のみならず、生物学や社会学に精通した著者の分析は、粘菌のネットワークとサッカーにおいてのパスの類似性を指摘したりと様々な視点からの分析は興味深く読めた。

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