デイヴィッド・コープ

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人工知能が音楽を創る 創造性のコンピュータモデル

デイヴィッド・コープ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276214132
ISBN 10 : 4276214130
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

目次 : ・プログラムと音源/凡例 / ・訳者まえがき / ・まえがき / ■第1部: 背景と原理 / 第1章 定義 / 第2章 背景 / 第3章 人工知能による作曲の現在のモデル / ■第2部: 音楽的創造性の実験モデル / 第4章 組み換え / 第5章 引喩 / 第6章 学習・推論・類推 / 第7章 形式と構造 / 第8章 感化 / ■第3部: 音楽的創造性の統合モデル / 第9章 連想 / 第10章 音楽における連想 / 第11章 統合 / 第12章 美学 / *[付録] / A EMI作品リスト / B データベースフォーマット / C プログラムリスト / D ゲーム・オブ・アークの決まり手一覧 / E 楽譜:ヴァーチャル・ベートーヴェン作曲≪交響曲第10番≫第2楽章 / ・参考文献 / ・人名索引 / ・訳者あとがき / ・著者略歴/訳者略歴

【著者紹介】
デイヴィッド・コープ : 作曲家、音楽理論家、情報科学者、作家。カリフォルニア大学サンタクルーズ校名誉教授(音楽理論・作曲)、中国・厦門大学名誉教授(コンピュータサイエンス)。1941年サンフランシスコ生まれ。幼少期に始めたピアノで幅広く演奏活動を行い、チェロもたしなむ。アリゾナ州立大学および南カリフォルニア大学で作曲の学位を取得。作曲をジョージ・パール、ホールジー・スティーヴンス、インゴルフ・ダール、グラント・フレッチャーの各氏に師事。作曲システムExperiments in Musical Intelligence(EMI)を開発した。出版作品は70作を数え、多くの演奏団体によって、アメリカ国内外で数千回以上演奏されている

平田圭二 : 1982年東京大学工学部金属工学科卒業。1987年東京大学大学院工学系研究科情報工学専門課程博士課程修了。工学博士。同年NTT基礎研究所入所。1990〜93年(財)新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)に出向。2011年より公立はこだて未来大学教授。1993年情報処理学会音楽情報科学研究会初代主査、2009年第10回International Society for Music Information Retrieval Conference(ISMIR)プログラム委員長(G.Tzanetakis氏と共同委員長、神戸開催)などを歴任。一貫して音楽理解と生成の計算モデル構築に興味を持ち、現在は、記号論、代数、統計的機械学習などの方法論を駆使してアプローチ中である

今井慎太郎 : 音や物の微細な運動の剪定と矯正による作曲とサウンドアートを手がける。国立音楽大学およびパリのIRCAMにて学ぶ。2002年から2003年まで文化庁派遣芸術家在外研修員としてドイツのZKMにて研究活動を、また2004年にDAADベルリン客員芸術家としてベルリン工科大学を拠点に創作活動を行う。2008年から2011年までバウハウス・デッサウ財団にてバウハウス舞台の音楽監督を務める。2012年にはダルムシュタット夏期現代音楽講習会にて講師を務めた。2015年に作品集『動きの形象』を発表。現在、国立音楽大学准教授。ブールジュ国際電子音楽コンクールにてレジデンス賞、ムジカ・ノヴァ国際電子音楽コンクール第1位および若い作曲家のための特別賞、EARPLAY作曲家賞、ZKM国際電子音楽コンクール第1位などを受賞

大村英史 : 2002年東京農工大学工学部機械システム工学科卒業。2009年東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士課程修了(新田克己研究室)。博士(工学)。東京工業大学研究員、科学技術振興機構ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト研究員、理化学研究所脳科学総合研究センター客員研究員、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所流動研究員、東京工芸大学客員研究員を経て、2015年より東京理科大学理工学部情報科学科助教。人間の情動に関わる音楽の構造分析や、音楽構造の定量化とその構築に関する研究に従事。また、雰囲気の定量化・応用に関する雰囲気工学の研究に従事。最近は、共同研究者とともに、脳波を利用したインスタレーションやアルゴリズム作曲による作品の制作も手がけている。人工知能学会、知能情報ファジィ、音響学会、情報処理学会、認知科学会の会員

東条敏 : 1981年東京大学工学部計数工学科卒業、1983年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。1995年東京大学大学院工学系研究科博士(工学)。1983‐1995年(株)三菱総合研究所、(財)新世代コンピュータ技術開発機構および米国カーネギーメロン大学機械翻訳センターにて、自然言語の状況に依存した意味の形式化と、論理プログラミングを用いた法律の推論システムの開発に従事した。1995年北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教授、2000年同教授、2016年組織変更により同大学院大学先端科学技術研究科教授。自然言語の文法理論・形式意味論に基盤を置き、人工知能における言語・知識・信念の論理に従事する。特に近年は、動的認識論理(モデルの更新を行う様相論理)を用い、エージェント間におけるコミュニケーション・信念共有・信念変更の形式化および計算機実装を行っている。さらに、進化言語学において認知バイアスを導入する研究を遂行した。言語の文法理論を用いては、楽譜の言語学的構造に注目し、生成論的音楽理論に基づいて楽曲の木構造を生成する研究に成果を上げた。人工知能学会および情報処理学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 月をみるもの

    「電気じかけのくじらは歌う」 ( https://bookmeter.com/reviews/90017134 ) のネタ本の一つと思われる。訳者の言うとおり、クラシック音楽とプログラミングの両方のプロであるコープでないと書けない本。譜面読めない僕らの味方は、出版元のこのサイト https://www.ongakunotomo.co.jp/web_content/214130_ai/

  • 横丁の隠居

    EMIの作曲したコラールとフーガの譜面があったので見てみた。一聴AIがこれを創るのはすごいと思ったが少々気をつけてみるとかなり(音楽としては)残念なものだとわかった。ということで真ん中あたりで興味を失いました。すみません。コラールとフーガの要らぬおせっかいの添削はこちら。http://jun-yamamoto.hatenablog.com/entry/2019/10/09/165258 http://jun-yamamoto.hatenablog.com/entry/2019/10/12/121849

  • yyhhyy

    2019年邦訳だが2005年の本。音楽知識もある計算機科学者が作曲家固有のフレーズを組み替えて作曲できないかプログラムで試みたもの。当時はまだ上手くいってなかったようで、人工知能で創作はできるのだという主張とトライアンドエラー。

  • Nozz

    本書を立ち読みした際に,音楽がマルコフ連鎖によって紡がれ得るという記述を見て好奇心から一目惚れしてしまいました.音楽家でもあり,コンピュータ研究者でもある筆者がコンピュータが創造性を持ち得るかについて,多角的な考察と実際に制作した音楽生成プログラムの説明,その他関連研究の紹介により議論されていきます.難解で理解できない箇所も少なくなかったので,またしばらくしたら読み返して,理解を深めたいです.

  • たこ焼き

    人間は創造主ではないので創造的は無からは生まれない。ただ新しく見える要素が多く、かつ今までにないうれしさがあるだけである。

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