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ISBN 10 : 4794980086
Content Description
20世紀最大の哲学ドラマ。なぜ彼は殺されねばならなかったのか?―1936年6月22日、論理実証主義を掲げる「ウィーン学団」の哲学者シュリックが元教え子に射殺された。ナチス台頭期の不寛容と反知性主義を象徴する事件を軸に、現代英米哲学のルーツとなった思想運動を活写する。学団の枠を超え、アインシュタイン、フロイト、ハイデガー、ウィトゲンシュタインら、時代を画した知性の運命が交錯する衝撃の哲学的群像劇。
目次 : プロローグ―さらば、ヨーロッパ/ 小さな雄鶏と象/ 拡大する学団/ 禿のフランス王/ ウィトゲンシュタインの魔法/ 赤いウィーンのノイラート/ コーヒーとサークル/ カウチソファと建築/ シュリックへの望まれざる贈り物/ 異邦人たちの来訪/ 最も長い憎しみ/ 赤いウィーンの暗黒の日々―「カルナップがあなたを待っている」/ 哲学的な論争/ 非公式の反対勢力/ くらえ、このくそったれ/ 写真/ 側近グループ/ 脱出/ シンプソン嬢の子どもたち/ 戦争/ 亡命/ 遺産
【著者紹介】
デイヴィッド・エドモンズ : 1964年生まれ。哲学博士。上廣オックスフォード研究所特別研究員
児玉聡 : 1974年生まれ。2002年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(京都大学、文学)。現在、京都大学大学院文学研究科教授
林和雄 : 1992年生まれ。2022年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(京都大学、文学)。現在、京都大学大学院医学研究科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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