デイヴィッド・アーモンド

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ダム-この美しいすべてのものたちへ-児童図書館・絵本の部屋

デイヴィッド・アーモンド

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784566080447
ISBN 10 : 4566080447
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan

Content Description

ダムができるまえに、父さんと娘は谷間を、家々を、たずねて歩く。ここにあふれていた命、ここにあふれていた音楽。ダムができあがってからも、それらは、ずっとひきつがれていく…国際アンデルセン賞受賞作家とケイト・グリーナウェイ賞受賞画家がうたいあげる、美しい命の賛歌。

【著者紹介】
デイヴィッド・アーモンド : 1951年生まれ。国際アンデルセン賞受賞作家。1998年、『肩胛骨は翼のなごり』(東京創元社)でデビュー。この作品でカーネギー賞を受賞する。イギリスのノーサンバーランド州在住

レーヴィ・ピンフォールド : イギリスの画家。ファルマス大学卒業後、フリーのイラストレーターになる。The Djangoでデビューし、2作目の『ブラック・ドッグ』(光村教育図書)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。現在、オーストラリア在住

久山太市 : 英米の絵本・物語を中心に活躍する翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ノーサンバーランド州のダム建設にまつわる...

投稿日:2021/03/10 (水)

ノーサンバーランド州のダム建設にまつわる実話を基にした童話。 ピンフォールドの絵は失われていく「美しいものたち」への哀惜の情を見事に表現している。

哲 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • (C17H26O4)

    キャスリンの弾くヴァイオリンの音が遠くまで広がっていく。音色が空に溶け込んでいく。それは音楽となり、音楽の溶け込んだ空気があたり一帯に満ちてくる。思わず深く息をすう。音楽がからだに、心に取り込まれて、そっとあふれ出す。音楽の精霊と出会った。見開きのページに広がる美しい光景の中で時を忘れて佇んだ。

  • p.ntsk

    ダムに沈む家々にレクイエムを奏でるかのようにヴァイオリンが響き渡る。人の営みが消えても想いは残り音楽は受け継がれる。一枚一枚の絵が映画のワンシーンのようで素晴らしいです。ノスタルジアよりむしろ希望や期待感さえ感じます。イギリスのノーサンバーランドのキールダー・ダム建設に纏わる本当にあった話を元にした物語だそうです。

  • マリリン

    美しく幻想的な絵から物語が伝わってくる。すべてのページに音楽があふれている。特に父のマイクが朗々と歌い上げる姿と父に促されヴァイオリンを一心に奏でる娘キャスリンの姿を描いた絵は感動的。作曲家であり声楽家である父マイク・ティックルと伝統音楽奏者の娘キャスリン・ティックル(wikiではティッケル)。父マイクも伝統音楽奏者。実話だと知り、この美しいすべてのものたちへ捧げたお二人の共演を聴いてみたくなった。

  • たまきら

    写真かと思うぐらい端正な絵でつづられた、実話をもとにした絵本です。音楽って絵にできないけれど、表現で伝えられるものもある。五木の子守唄で有名な五木村の事を思った。

  • ベル@bell-zou

    そこにあった魂=彼らの音楽は何にも縛られず生き続ける。空き家を一軒一軒廻り音楽を奏でることによって、沈みゆく街と別れの挨拶をしているかのようでもあった。ダムに沈む前と湖になった後の見開きの風景が美しい。作者・デイヴィット・アーモンドさんの小説がちょっと気になる。

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