デイビッド・T・ジョンソン

Individuals/organizations Page

Books

孤立する日本の死刑

デイビッド・T・ジョンソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784877985332
ISBN 10 : 4877985336
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

死刑廃止に向かう世界の潮流に反し、頑なに死刑を維持する日本の立場は、ますます孤立しつつある。死刑をめぐる日本の特異性を検証し、その行方を予測する。

目次 : 第1部 変動するアジアの死刑と頑なな日本(現代アジアにおける死刑の多様性/ フィリピンおよび日本における死刑―「経済発展なき廃止」と「廃止なき経済発展」/ アジアにおける死刑廃止のフロント・ランナー―韓国と台湾/ アジアにおける共産主義と死刑―中国、ベトナム、北朝鮮/ 2つの都市の物語―香港、シンガポールにおける死刑と殺人抑止力/ アジアの死刑から学ぶこと/ 日本における死刑廃止の障害物)/ 第2部 日本の死刑を動かすものは何か?―裁判員裁判、被害者、人権、政治(死刑は特別か?―裁判員制度下の死刑事件審理に関する考察/ 日本の死刑裁判における被害者と感情/ アサハラを殺すということ―アメリカ人テロリストの死刑執行から被害者と死刑について考える/ 死刑をめぐる日本と世界の文脈)

【著者紹介】
デイビッド・T・ジョンソン : ハワイ大学教授。専門は法社会学。シカゴ大学で社会学を専攻の後、カリフォルニア大学バークレー校で法律学と社会政策の博士号を取得。2002年にthe American Society of Criminologyおよびthe American Sociological Association最優秀図書賞受賞

田鎖麻衣子 : 弁護士、第二東京弁護士会所属。日弁連刑事拘禁制度改革実現本部事務局次長、死刑廃止検討委員会副委員長、NPO法人監獄人権センター事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • gtn

    死刑制度に否定的な民主党に政権交代し、死刑廃止論者の期待が高まったが、時の千葉大臣が自らの政治理念を翻し、死刑執行を命じてしまい、それに対し訝る著者。要は、責任与党を担うにはあまりにも未熟だったということと、野党時代の無責任な理念は信念ではなかったということだろう。「決められない政治」と言われた民主党。死刑を行わないという「不作為」さえも実行できなかった。それは、再び政権交代した現在にも尾を引いている。先日の参議院選で、前回の衆議院選より得票率を下げたのは立憲と国民のみ。旧民主党の信頼回復は遠い。

  • Piichan

    強大な力を持つ法務官僚、懲罰主義に支配された国民をまえに、日本の法務大臣は死刑廃止のための政治力を発揮できていないことがわかります。法務大臣を取材する大手メディアは死刑廃止の議論が活発になるような質問をすべきなのですが、大手メディアにはクレームを極端に恐れる体質があるのが残念です。

  • ERNESTO

    日本が中国と同レベルと聞けば、自称愛国者たちは怒り狂うだろうが、殺刑に関して、データではそのように出ている。 何故日本人だけが特異的に国による殺人を推進しているのか? それは情報公開もあろうが、内向きで他国を知らない事も大いに関係しよう。

  • hiroe

    日本の法制度がここまで他国とくらべて特異というのは知らなかった。もっと「おかしいよ、日本」(悪い意味で)って言われてることを報道すればいいのにね。外からの意見には弱いから。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items