デイジー・ムラースコヴァー

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かえでの葉っぱ

デイジー・ムラースコヴァー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652041253
ISBN 10 : 465204125X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いのちはどこへ行くの?チェコの美しい風景を旅する、ある葉っぱの物語。森の国チェコで育まれた知性と日本の画家の出会い。BIB世界絵本原画展グランプリ受賞作家の絵本。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

    もの悲しくて、眺めるだけで泣けてくるような美しい黄色、寒い風から心をあたためるようなやさしい色合いのオレンジ、なんだか悲しいようなノスタルジックな表情の子どもたち。サフランやワレモコウ。 かえでの葉っぱの旅は揚々としているのになんだか切ない。 やがて真っ白に塗り替えられる冬がきて、春は新しいいのちがうまれる。そしてその光をみる前に、燃えてしまういのちもある。「だれでも、たき火のそばではしあわせになるものです。なぜかはわかりませんが、そうなのです。」

  • シナモン

    図書館本。秋、風に飛び立った一枚の美しいかえでの葉っぱ。いろんなところを旅し、いろんなものを見て、いろんなものと出会います。時が経ち、かえでは灰色のクモの巣のような、骨だけの葉っぱになってしまいました。そこでかえでは思うのです「これでいい」。そしてたき火の炎に燃えつきました。「だれでもたき火のそばではしあわせになるものです。なぜかはわかりませんが、そうなのです。」かえでの旅は人の一生にも似て、じーんと心に沁みました。「これでいい」、素敵な言葉。

  • ちゃちゃ

    心をほんのりと温めてくれるような出久根育さんの絵に、まず惹き付けられた。山肌を彩る穏やかな橙や黄に色づく木々。かえでの大木から舞い落ちた一枚の葉っぱ。遠くへ…という願いは独りでは叶わない。偶然出会った少年の手で、風に乗り、川の流れに身を任せて。季節は移ろい厳しい冬を迎え雪に埋もれて春を待つ。骨のような葉脈だけになっても、「これも悪くないな」。このつぶやきが良いですね。体が軽くなって様々なものを見聞きした後、「これでいい」と自らの命の終焉を受け入れる。たき火の温もりは、満ち足りて燃え尽きた命からの贈り物。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    金色に色づいて、片方の縁がピンク色に染まった一枚の葉っぱは、木から飛び立って旅をするのを心待ちにしていました。ある日の午後、風に乗り損ねて遠くまで行けなかった葉っぱは、一人の少年に拾われて再び風に乗ることができました。「いつか会えたら話を聞かせてよ」と約束を交わして、長い旅を始めます。旅の途中で金色に輝いていた美しさを失ってしまった代わりに、いろんなものを見て、聞きました。そして……。チェコで生まれたいのちの物語に、出久根育さんの叙情的な絵が寄り添っています。2012年11月初版。

  • 紫綺

    染まりゆく一枚のかえでの葉っぱが主人公。風にとばされ、旅をする。綺麗な葉っぱが色を変えながら舞う様が美しく描かれていて、感動モノ。

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