ディーシャ・フィルヨー

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チャーチ・レディの秘密の生活

ディーシャ・フィルヨー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326852031
ISBN 10 : 4326852038
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"甘く、切ない彼女たちの“秘密”。全米図書賞最終候補、ペン/フォークナー賞受賞、最注目アフリカ系アメリカ人作家による初短篇集。

毎週月曜に訪れる愛人の牧師のため母はピーチ・コブラーを作り、オリヴィアは彼を神と信じる。牧師夫人に恋焦がれる少女ジャエルとその日記を盗み読む曾祖母。母を献身的に介護するも名前を呼ばれない娘──自らの欲望に従うこと、教会、母娘の葛藤を親密に描き、全米を魅了した4世代・9つの彼女たちの物語。解説=小澤英実・榎本空

【原著】Deesha Philyaw, The Secret Lives of Church Ladies(West Virginia University Press, 2020)"

【著者紹介】
ディーシャ・フィルヨー : フロリダ州ジャクソンビル出身。イェール大学(経済学学士)卒業、マンハッタンビル・カレッジ(教育学修士)修了。コンサルティング会社社員、フリーランスライター、銀行の企業広報などを経て、デビュー短篇集となる本作を上梓。黒人女性のセクシュアリティや家族関係などをリアルに描いて高い評価を受け、PEN/フォークナー賞、ロサンゼルス・タイムズ文学賞(デビュー小説部門)を受賞。全米図書賞(小説部門)のファイナリストにも選出された

押野素子 : 東京都出身。青山学院国際政治学部国際政治学科、ハワード大学ジャーナリズム学部卒業。ワシントンDC近郊在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • syaori

    短編集。30年来の友人と関係を持ちながら「普通になりたい」と祈りを捧げるユーラ、不倫相手のために母が作るピーチ・コブラ―、その桃のように母に優しく触れられたいと望む娘と彼女を顧みない母など、女性の神や親の希望に沿いたい、愛されたいという願望と現実のままならなさの間に醸される繊細なものを掬い上げる作品が多く胸が締め付けられるようでした。「ママは……私の欲しいものを与えてくれない人」「取るに足らない人なんかじゃない」という母娘関係の一側面を象徴したような言葉が胸を打つ『エディ・リバートがやって来る時』が好き。

  • ヘラジカ

    年の瀬に出会った2024年最高の短篇集。最初の一作からノックアウト。冒頭から最後までガツンと来る短篇集には一年に一作出会えるかどうか。これはと思い、表紙を見返したら『フライデー・ブラック』の押野素子氏の翻訳。あのときも同じように、全く知らない作家を、全く事前情報なしで読んで物凄まじい衝撃を受けたのだった。いずれの作品もとても短いのに、物語はそのまま登場人物の人生の大きさを感じさせて万感胸に迫るものがある。甘く、辛く、ほろ苦く、本一冊が人一人の生涯で味わう悲喜交々を体現しているようだ。傑作。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    「ディア・シスター」は作者の半自伝的作品という。自分の快しか優先しない父親の愛を期待するレネイが他人事のようには思えない。それは私も彼女のようだった時があったからだ。だが、この手紙を受け取っただろう妹の心情は如何程だっただろう?喧嘩しつつも素敵な姉妹と祖母、度量が深い叔父なのは確かだが・・・。「ピーチ・コブラー」は家族の呪縛を引き継いだ絶望とそれ故に家族に対し、軽蔑が消えなくなった事実に胸が潰れました。母が二ーリー神父が食べ残したピーチ・コブラーをオリヴィアにあげなかったのは汚れると思っていたからだろうか

  • くさてる

    9つの短編が収められている。女性を主役とし、宗教や虐待、同性愛、親子関係などのテーマが主。登場人物たちの言葉と生き様に惹かれて一気に読みました。不倫相手として母の元を訪れる牧師の息子の家庭教師となった娘の視点から描く「ピーチ・コブラ―」、出会った男性との関係をなかなか進められない女性の物語「物理学者との愛しあい方」、認知症の母を介護する娘の葛藤を描いた「エディ・リヴァートがやって来る時」などがとくに印象に残りました。

  • アヴォカド

    面白かった!チクチク痛かったり、グッサリ痛かったり、切なかったり、キュートだったり…どれもよかったけど、特に、ピーチ・コブラー、物理学者との愛し合いかた、エディ・リヴァートがやって来る時、あたりかな。

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