ディヴィド・アブラフィア

Individuals/organizations Page

Books

地中海と人間-原始・古代から現代まで I 原始・古代から十六世紀 地中海と人間-(全2分冊)

ディヴィド・アブラフィア

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865783292
ISBN 10 : 4865783296
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ブローデル『地中海』以後の「地中海史」を塗り替えた最重要書、ついに完訳。有史以前から現代に至る2万5000年にわたって、交易、戦争、文化・宗教的交流など人間の関係の網の目をたどり、海をまたいだ「人間の歴史」として地中海史を描き直す。政治史・事件史、「環境」史を経て到達した「地中海史」の決定版!

目次 : 多くの名をもつ海/ 第1部 第一の地中海―前二万二〇〇〇‐前一〇〇〇年(孤立と断絶―前二万二〇〇〇‐前三〇〇〇年/ 銅と青銅―前三〇〇〇‐前一五〇〇年/ 商人と英雄―前一五〇〇‐前一二五〇年 ほか)/ 第2部 第二の地中海―前一〇〇〇‐後六〇〇年(紫の交易者たち―前一〇〇〇‐前七〇〇年/ オデュッセウスの末裔たち―前八〇〇‐前五五〇年/ テュルセノイの勝利―前八〇〇‐前四〇〇年)/ 第3部 第三の地中海―六〇〇‐一三五〇年(地中海のトラフ―六〇〇‐九〇〇年/ キリスト教とイスラム教の境界を越えて―九〇〇‐一〇五〇年/ 偉大なる海の変容―一〇〇〇‐一一〇〇年 ほか)

【著者紹介】
デイヴィド・アブラフィア : 1949年生。ケンブリッジ大学大学院歴史学博士課程修了、Ph.D.。現在、同大学名誉教授、英国学士院会員。世界の地中海史研究を40年以上にわたって牽引し、ケンブリッジ大学地中海史教授を20年近く務めた。2011年にAllen Lane、2012年にPenguin Booksより出版された『地中海と人間―原始・古代から現代まで』は、10以上の言語に翻訳され、英国学士院賞とMountbatten Maritime Awardを受賞している

高山博 : 1956年生。エール大学大学院歴史学博士課程修了、Ph.D.。専攻は中世地中海史。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。R.Lopez Memorial Prize、サントリー学芸賞、地中海学会賞、マルコ・ポーロ賞を受賞、紫綬褒章受章

佐藤昇 : 1973年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専攻は古代ギリシア史。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授

藤崎衛 : 1975年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専攻は中世教会史・イタリア史。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。地中海学会ヘレンド賞を受賞

田瀬望 : 1983年生。コートダジュール大学社会・人文・芸術・文学研究科博士課程修了。博士(近現代世界の歴史と文明)。専攻は近世・革命期フランス史、フリーメイソン史。現在、東京大学大学院人文社会系研究科研究員。フランス・フリーメイソン研究センター(IDERM)2020年フリーメイソン研究賞・博士論文賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • MUNEKAZ

    先史時代から現代までの地中海を舞台とした人類の交流史を描いた大著。ひとまず上巻は古代から中世までだが、もうここまででも大ボリュームでなかなかお腹一杯な内容。ブローデルの大著『地中海』は「環境」に重きを置いた内容だったが、本書は人間の「交流」を重視。青銅器時代の危機、ローマ帝国の崩壊と二度の大断絶を挟みながらも、その都度、編み直され深化する交易網と民族の混交に、地中海世界の一体性を感じ取れる。また地中海のど真ん中に位置するシチリア島の重要性が、ビンビンと伝わってくるところも面白い。

  • ゆずこまめ

    人間は古代から地中海を通じて混じり合い交流し、ときには衝突してきたんだな。壮大な歴史。

  • Go Extreme

    地中海の定義と重要性: オリーブ栽培と交易・重要地域 定住社会が発展→海を越えた交易 文化的・宗教的相互作用: ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の相互作用と商人としての役割 各宗教の信者が経済活動に寄与 地中海の歴史的発展: 古代〜近世・地中海の変遷と商業活動の変化 地域や都市ートロイア、コリントス、アレクサンドリア 陸地との相互作用: 地中海は海だけでなく陸地とも相互作用 陸地の歴史が海上交易に影響 商業と政治: 商業活動は政治的力関係や宗教的影響により変動 エトルリア、ギリシャ、ヴェネツィア人が関与

  • むすび

    ギリシャ神話を読んでいて、あのあたりの地理がわかってないことに思い至って手を出してみた。島嶼部の位置や、地中海一帯の大陸への食い込みぶりにびっくり。キプロスもエジプトも思ってたより東だな? 人間にとっては広大でありながら、漕ぎ出せば向こう岸があると大昔から知られていた海の往来、人と物の移動が生み出す影響が面白い。より儲けられるものをより多く生産する方向に流れていって飢饉の被害が大きくなるという現象が印象的。なるほど経済圏。 注や索引は全部下巻行き。分冊しなくてもよかったんじゃ?

  • takao

    ふむ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items