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ボクの対クソリプ戦記 アンチ君たちから教わった会話することの大切さ(仮)

ディラン・マロン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784866471808
ISBN 10 : 4866471808
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

毎日、山のように届くクソリプ!!誹謗中傷コメントに悩まされていた著者マロンはあるとき思い立ち、コメントの送り主のひとりに電話して直接会話してみるという大胆な行動に出る。自分を憎んでいるはずの相手が何を考え、なぜ自分に心無いコメントを書き送ってきたのかを知り、インターネット上のコミュニケーションが孕む問題点、会話の可能性について気づきを得る。この前代未聞の社会実験に手ごたえを感じたマロンは次に、ネット上で反目しあっている他人同士を繋いで直接会話してもらうというプロジェクトを始めるのだが…。

目次 : ネットはゲーム/ 会話はダンス/ なんでもアリの嵐/ 憎悪の種子/ 論戦はスポーツ/ 共感は支持ではない/ 共感はむしろ贅沢品/ 尋問は会話ではない/ 作り替え手品/ ゴミ〔ほか〕

【著者紹介】
ディラン・マロン : 批評家筋から絶賛されたポッドキャスト『やつらがボクのことなんて大っ嫌いだってあんまりいうから、とりあえず直で電話して話してみた件』の司会者にして制作者だ。この番組は、電話を通じてネット上で互いに反目し合っている他人同士を繋げてみようという、社会学的実験だった。近年彼は、エミー賞受賞の人気ドラマ『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』の脚本陣に加わってもいる。ディランはまた、国際的な人気を博した、やはりポッドキャストの『夜の谷へようこそ』の登場人物カルロスの担当声優であり、劇団“ニューヨーク・ネオ・フューチャリスト”のOBで、さらには、人気映画の有色人種の発話だけを繋いで編集したことで物議を醸した映像シリーズ『一語一会』の仕掛け人でもある

浅倉卓弥 : 作家・翻訳家。東京大学文学部卒。レコード会社洋楽部ディレクター等を経て作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • くさてる

    ポッドキャスト制作者、声優として活躍し、政治的な発言も行う著者が、自分に向けられたアンチコメントに着目し、対話を始めた経緯から引き付けられた。単なるアンチの晒上げに終わらない展開と、そこから生まれた対話の行き着いた先、アンチコメントに苦しめられている他の人々との取り組みなどがすごい。明るく楽しくネットスラング混じりで軽く語られているものの、著者のタフさと真摯な姿勢が伝わってきた。ネットで攻撃的な言葉を使う人々と相互理解は可能なのか。自分でもあれこれ考えました。お勧め。

  • ossan12345

    SNSで繰り広げられるヘイトや辱めの連鎖に身を挺して挑んだ著者の体験談と考察。傷ついた人々が人々を傷つける、共感は支持ではない、など納得できる表現が豊富と感じました。ちょうど「ソーシャルメディア・プリズム―SNSはなぜヒトを過激にするのか?」を併読していたので、理解が深まる内容も多々。ネットは顔が見えない分ヘイトを増幅しますね。また成田悠輔氏の主張にもあるように、もう保守VSリベラルのような単純な構図で成り立つ社会ではないと思う。翻訳モノで言葉数が多いのは仕方ないけど、ボリューム感がかなりあります。

  • かやは

    著者はクリエイターであり演劇人。Twitterの現状を憂う人に読んでほしい。翻訳がのおかげか、著者のキャッチーなフレーズを作る巧みさが伝わる。SNSは何かに白黒つけて、敵と味方に分けること自体が目的になっている。そんな環境で話し合える相手と出会うことは難しい。何故ならそういう人たちは、強い言葉や白黒しっかり分けるようなわかりやすいことを言っているわけではないから、バズることなく埋もれてしまう。言葉の向こうには、生身の人間が存在している。そのことを実体験として語ってくれている一冊。

  • in medio tutissimus ibis.

    他人を社会というゲーム版のコマにしか見ていなかった主人公が、自らや他人同士の会話をセッティングすることを通してそのような見方に陥る陥穽をひとつずつ発見しては塞いでゆき、ついに自分も他人も掛け替えのなく傷つきやすい個人であることを発見する話。主人公は最初は凄い嫌な奴なのに終盤ではほとんど聖人だったり、ネットのスラングがえらく懐かしい感じに翻訳されているのがネックだったが、読み通した価値はあったように思う。ボン百のリベラルと違い、正しさに至るコストの高さと、それ故に取得し難い人もいる事実に言及する誠実さが好き

  • Myrmidon

    原題は“Conversations with People Who Hate Me”。音声番組(ポッドキャスト)制作者で有色人種・ゲイである筆者が、差別的・攻撃的なコメントをつけてきた相手と音声番組にて対話し、相互理解を目指す試み。日本語タイトルは奮「闘」記だが、筆者はできるだけ戦うのではなく、人間的な交流を求める。安っぽいタイトルに「音声番組上での対話」という見せ物的なガワだが、意外にも真摯な「対話」への実践となっている。ただどうしても、特別な場で特別な準備に基づいてなされた対話という側面は残るよなあ。

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