ディミトリス・キシガラタス

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Ritual 人類を幸福に導く「最古の科学」

ディミトリス・キシガラタス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794974082
ISBN 10 : 4794974086
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界を変えるための「最古の科学」が「儀式」だった――。
生活や価値観が猛スピードで変化する現代。昔からある「儀式」は単調で、退屈で、無意味にみえる。でも、ほんとうに? 認知人類学者の著者は熱した炭の上を歩く人々の心拍数を測り、インドの祭りでホルモンの増減を測定。フィールドに実験室を持ち込んで、これまで検証されてこなかった謎めいた儀式の深層を、認知科学の手法で徹底的に調査する。ハレとケの場、両方にあふれる「儀式」の秘密と活用のヒントを探究する空前の書。

ジョセフ・ヘンリック(人類学者、ハーバード大教授)
「ギリシャの火渡りからアマゾンの恐ろしい祭礼まで、認知人類学者の著者は、リズム、ダンス、音楽、苦痛、犠牲などから成る、一見すると無意味で反復的で因果関係が不明瞭な〈儀式〉を、人類がどのように、なぜ行うのかを探求する。民族学的なデティール、個人のナラティヴ、認知科学の成果が盛り込まれた本書は、QOLや健康状態の改善、地域社会の構築のために、古代からの知恵であり最新の科学でもある〈儀式〉をどのように活用できるかを教えてくれる」

【著者紹介】
ディミトリス・クシガタラス : コネチカット大学・実験人類学研究所長。認知人類学者。南ヨーロッパとモーリシャスで数年間のフィールドワークを行ったのち、プリンストン大学、オーフス大学で役職を歴任し、マサリク大学・宗教実験研究研究所の所長を務める。コネチカット大学では実験人類学研究室を指揮。同研究室では、実際の環境での行動を定量化するための方法と技術を開発している。認知科学プログラム、コネチカット脳認知科学研究所、健康、介入、および政策に関するコラボレーション研究所での活動も多数。その活動は、ニューヨーク・タイムズ、ガーディアン、PBS、ヒストリーチャンネル、その他の多くの媒体でも取り上げられている

田中恵理香 : 東京外国語大学英米語学科卒、ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 月をみるもの

    儀式が儀式であるためには、因果律から解き放たれてることが必要らしい。なぜそれをやるのか? なんのためにやるのか? が筋道だてて説明できるようでは真の儀式ではありえないのであった。

  • あつお

    不可解な儀式の深い意味を探る本。 主な内容は以下の通り。 @ ルーティーン:儀式は習慣化の効果があり、日常の行動パターンを形成する。例えば、宗教的な祈りや瞑想は、その日の活動に落ち着きを与える。 A 接着:共同の儀式はコミュニティ内での絆を強化し、困難な時に互いを支え合う精神を育む。例えば、共に祝う行事や、団体での瞑想が挙げられる。 B 幸福:厳しい通過儀礼を経ることで、参加者は達成感や属する喜びを感じる。この経験は、人生の他の分野においても自信を与える効果がある。 儀式の効用を理解し、日常に活かしたい。

  • 佐倉

    宗教や民族社会のみならず、入学・卒業式や結婚式、またスポーツ選手のルーチンのように近代社会にも多くの儀式が存在する。法的実行力も無ければ実利もないように思えるが本当にそうなのか?ウェアラブル端末や検査キットを用いて儀式中・前後の生体反応やホルモンバランスを調べていくと、儀式には(一見そうは見えないような苦痛を伴うものでも)エンドルフィンやオキシトシンの増加など、ストレス耐性や幸福、充足をもたらすようなケースがあった。世界各地の儀式と生体反応との相関関係を明らかにしていく実験人類学の試みが書かれた一冊。

  • Dヨッシー

    非常に興味深い本。如何に儀式が人間の生活に必要不可欠なものかが分かります。人類学的な視点のほか、心理学の実験の研究もベースに論じているため、非常に説得力があります。代償を払うことによって、団結力が高まる点や火渡りの儀式の実際の話、ギョグデベリの話が特に印象的でした。最近出た「なぜ一流ほど験を担ぐのか」を合わせて読むと儀式の力について理解が深まると思います。

  • kesy

    若いころは儀式なんぞ無意味で時間と労力とコストの無駄としか思ってなかった。 しかしながら、歳をとったこととコロナ禍を経て、ただ集まったり同じことをしたりすることは人類にとって重要だと認識する。 思い返せば、子どもの頃、祭りでお囃子の練習をして山車を曳き、神輿を担いで町内を回ったときはとても楽しかったなあ。 もちろん、親しくしたいとも思わない人たちと定期的に飲み会しても全く意味が無い(むしろその時間を強要されることにより益々憎悪が募る)とは思うし、儀式の手順なんぞ多少違ったところでいいとも思う。

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