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ISBN 10 : 4779125464
Content Description
ワイオミング州のイエローストーンからメイン州のアケーディア、テキサス州のビッグベンドに至るまで、慎重に選ばれた12の公園を通して、各地の遍在する壮大な肖像画が描き出される。自然破壊が進みアメリカの国立公園が着実に消えている今こそ、国立公園が意味する意義を問い直す。
目次 : 第1部 国立公園のはじまりを風に聴く(アメリカの国立公園―その定義/ ワイオミング州グランド・ティートン国立公園―約束を守る/ ノースダコタ州セオドア・ルーズベルト国立公園―すべては風が知っている/ メイン州アケーディア国立公園―岩石、鋼、銀河)/ 第2部 国立公園の衰退と風の教え(ペンシルヴェニア州ゲティズバーグ国立軍事公園―勝ち負けはない/ アイオワ州エフィジー・マウンズ国定記念物―死を受け入れる、ただし集いとして/ テキサス州ビッグベンド国立公園―かの風に問えば答えてくれる/ アラスカ州ゲーツ・オブ・ジ・アークティク国立公園―プライベートな空間などなかった/ フロリダ州とミシシッピー州ガルフアイランズ国定海浜公園―これ以上他者へどうすればよいのだ。他者たることへ)/ 第3部 国立公園の未来と風の行方(ユタ州キャニオンランズ国立公園―我らは見知らぬ風に乗る、と風がいう/ カリフォルニア州アルカトラズ島、ゴールデンゲート国立保養地―遺体は跡形もなく消え去り、売買が成立した/ モンタナ州グレーシャー国立公園―あらゆる証人に成り替わり、代理人となり、亡き者とするこうしたことはあまりにも行き過ぎである/ カリフォルニア州セザール・E・チャベス国定記念物と未来―続けよう、と私は心に思う‐それで終わりにはなるまい‐まだだ)
【著者紹介】
テリー・テンペスト・ウィリアムス : 1955‐。米ユタ州出身のアメリカを代表するネイチャーライターにして、エコフェミニスト、環境アクティヴィスト。ユタ州立大学修士、名誉博士。最近は『民主主義への開かれた場所』(The Open Space of Democracy)等政治的著作でも知られ、シエラクラブ・ジョン・ミューア賞、西部文学賞等受賞も多い
伊藤詔子 : 広島大学名誉教授、博士(学術)。環境文学とエコクリティシズム、アメリカンルネサンス研究者。日本ソロー学会顧問、ASLE、国際ポー学会名誉会員、日本ポー学会副会長、エコクリティシズム研究学会代表
岩政伸治 : 白百合女子大学文学部教授。日本ソロー学会理事、ASLE‐J役員
佐藤光重 : 成城大学文芸学部准教授、博士(文学)。日本ソロー学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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