テッサ・モーリス・スズキ

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北朝鮮へのエクソダス 「帰国事業」の影をたどる

テッサ・モーリス・スズキ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022502551
ISBN 10 : 402250255X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本、北朝鮮、韓国、米国、ソ連、中国、そして赤十字…。冷戦下、それぞれの思惑が絡みあい、「帰国事業」は始まり、歴史は隠蔽された。日本と北朝鮮の関係に今も影を落とし続ける歴史の真相が明らかになる1冊。

【著者紹介】
テッサ・モーリス‐スズキ : 1951年イギリス生まれ。バース大学で博士号取得。現在、オーストラリア国立大学教授(太平洋アジア研究学院)。専門は日本経済史・思想史

田代泰子 : 1944年生まれ。国際基督教大学教養学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • めっかち

     北朝鮮への帰国事業に関して書かれた読みやすい本。ただ、日本赤十字社と日本政府の責任を重視し、当時のマスメディアや知識人の責任を軽視しているのはどうかと思う。日本は民主主義国で、世論の後押しがなければかかる政策は推進できなかっただろう(世論を煽ったのはマスコミと左翼文化人)。後、著者は戦後の朝鮮人の問題、「国連軍への攻撃」などを理解できてないようだが、安部桂司「日共の武装闘争と在日朝鮮人」(アジア研究所紀要)でも参照してほしい(ネットで読める)。学術論文にもなってる事を「偏見」として片付けてほしくない。

  • ポルポ・ウィズ・バナナ

    めっちゃくちゃ面白い。すーぐ近視眼的思考に陥るこの国の人はすぐ読むべき。端的にいうと、「帰国事業」は、冷戦下の東南アジアを舞台に、日本・北朝鮮・韓国・アメリカ・ソ連・中国各国が人権を蹂躙しまくった案件の一つなのだろう。いや、ほんと日本は北朝鮮の拉致事件を非難することは出来ないし、この狡猾さは一朝一夕で身につくものとも思えない。

  • えんさん(연싼)@読書メーター

    ここに書かれているのは、「帰国事業」における冷戦下での日本や韓国、北朝鮮、アメリカ等の思惑と、それに翻弄され、今生きている場を去らなければならなかった朝鮮出身の人々の「物語」である。この「物語」から、この国ら追われる人たちはやはり立場の弱い外国人であると認識させられた。

  • yasu

    この作者は日本海と言わすに敢えて韓国表記の東海を使用している、ちょっと違和感があるしこの作者は日本に対してよりも韓国の方にシンパシーを感じているようだ、帰国事業に関して色々と思惑があったのはよく分かった...

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