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1945年のドイツ瓦礫の中の希望

テオ・ゾンマー

User Review :4.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120040115
ISBN 10 : 4120040119
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ドイツ人ジャーナリストが自身の経験を踏まえて書いた、第三帝国の崩壊と敗戦処理、連合軍占領下での復興の記録。当時のドイツ国内外の動きを様々な角度から拾い起こし、小説的な手法を取り入れながら事実を伝える。

【著者紹介】
テオ・ゾンマー : 1930年コンスタンツ(南ドイツ)生まれ。チュービンゲン大学やシカゴ大学などで歴史学、政治学などを学んだ後、ハンブルクに本社のある高級週刊誌「ディ・ツァイト」の政治記者となり、編集長を経てマリオン・デーンホフ(ソ連・東欧とドイツとの外交関係の改善で功績があった)およびヘルムート・シュミット(元西ドイツ首相)とともに共同社主を務めた。ジャーナリストとして各国の主要新聞の客員論説委員を務めるほか、ハンブルク大学講師(政治学、1967‐70)、国防省政策企画部長(1969‐70)、NGO「ドイツ食糧支援」の理事(1992‐2004)など、多彩な活動を行ってきた

山木一之 : 1949年生まれ。1974年、岡山大学中退、外務省入省。ドイツキール大学で研修後、在東ドイツ日本国大使館、在フランクフルト日本国総領事館などに勤務。2005年病気のため退職。現在ドイツ関係のアクチュアルなテーマの翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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序文の英人作家アントニー・ビーヴァーさん...

投稿日:2010/04/04 (日)

序文の英人作家アントニー・ビーヴァーさんも以前に終戦時のベルリンについて書いている作家です。 こちらの著作を読んでいると、ロシア兵のドイツ女性に対する陵辱は軍として認められていた行為であるようです。 暗黙の了解があるようです。 アントニー・ビーヴァーさんの著作でもソビエト軍司令部の戦時郵便局でベルリンから大量の荷物を故郷へ送るロシア兵で 盛況だったと書いてあったと思います。 たしか略奪品を馬車ごと故郷に送るようなことも紹介してあったと思いました。 占領したドイツの工場の設備一切合財から、くず鉄まで掻き集めてロシアへ送ると書いています。 ソビエト軍司令部の依頼でドイツ女性が、洗濯をさせられます。 ロシアの民度がわかります。 ズボンには、ボタンがなく紐で結んであるだけだと気付いています。 ドイツ女性にとって、服を作るのに釦がない国に負けたことの疑問です。 ロシア兵によるドイツの女性の陵辱などについても書いてあります。 民度のないロシアに何故ドイツが負けたのか? と疑問を呈しています。 ロシア兵は3階以上の階段を昇ってドイツ女性を陵辱していません。 それは、ロシア兵は3階以上に階段を昇る習慣がなく これで陵辱を間抜がれるとしています。 これは、都市生活のない民衆であると指摘しています。 トイレの習慣がないから、あらゆるところにロシア兵の糞便があふれているそうです。 ものの価値がわからないので、腕時計ばかり集めていたりしています。 ドイツのベルリンは水洗トイレであることを示唆しています。 私の幼少の頃でも横浜でも汲み取り式のトイレであることからすると、 ドイツは遥かな先進国です。 ロシアはその日本より更に田舎国であったと考えざるを得ません。 興味深く、安岡正篤先生のお言葉を反芻できます。 「歴史はどんなことでも常に現実に即する。過去のことだから今日と関係ないと思ったら大間違いだ」 小宮山隆央

小宮山隆央 さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Book Lover Mr.Garakuta

    歴史ゲームが好きなので、歴史に明るく成ろうと思い図書館で手に取った本。知らない事の方が多くて、難しかったし、非常に重たい内容の本であったが、余り歴史については博学ではなく歴史を振り返るにあたり歴史の知るを知る事が出来て勉強にはなった。

  • 天の川

    ドイツ人ジャーナリストの著者は言う。「1945年において、ドイツは無残な空爆と東部ドイツの残忍な占領政策の犠牲者であった。しかし、その以前には犯罪者であったことを忘れてはいけない」この前置きの上で書かれた、ヒトラーの狂気、市民を殺戮しながらのソ連の進撃、国境を越えてさまよう人々、冷戦前の米英ソの首脳のかけひき、占領政策の苛烈さ…読んでいてしんどく、西側陣営に組み込む意図を持ったアメリカがほぼ単独で占領した島国の日本の状況の方がマシだったと思えるものだった。⇒

  • キミ兄

    1945年に世界で起こったこと。原爆の第3の標的は東京だった?☆☆☆。

  • takao

    ふむ

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