テオフィル・ゴーティエ

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ボードレール

テオフィル・ゴーティエ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336054562
ISBN 10 : 4336054568
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いま再評価される批評家ゴーチエの記念碑的評伝。“決定版”として知られるミシェル・レヴィ版ボードレール全集第一巻『悪の華』(1868)の序文として書かれた評伝に、詳細な訳註と解説、豊富な図版を付した待望の新訳。訳註にはボードレールとゴーチエの文学的接点を浮き彫りにするコラムを併録。

【著者紹介】
井村実名子 : 1935年生まれ。東京女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 悪魔は詩集の至るところに顔を出す。詩人の思想的基盤に人間存在に根源的な悪の観念がある。詩人は神の恩寵を失った堕天使=悪魔の悲哀・怨恨・反逆をおのれの魂に引き寄せる。ボードレールは、人間は生まれつき善だとは考えない。いかに純潔な魂の奥底にもつねに見られる生来の邪心の要素を認めていた。この邪心とは、人間の身の破滅を招く行為をさせる悪しき助言者である。まさしく身の破滅を招く行為であるからこそ、人はひたすら掟に逆らう喜びと背信の誘惑に屈して、いかなる感覚的快楽、利得、魅力とも無縁の行為に走る。

  • ラウリスタ〜

    これは見た目の軽さとは裏腹に、ものすごく内容が濃くて、勉強になる。ボードレールより10歳年長のゴーチエが、詩人の死に際して書いた追悼文的なボードレール評、付かず離れずで、そしてゴーチエ自身の芸術観が溢れ出ている。本文よりも長い訳注が、主観の入った素晴らしく充実したもの。それを読んだ後で、再びゴーチエの文章を読むと理解度が倍増する。生活のために新聞作家、雑文家をしていたゴーチエの、詩人としての、ボードレールの先輩としての側面。

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