テオフィル・ゴーティエ

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死霊の恋 / 化身 ゴーティエ恋愛奇譚集 光文社古典新訳文庫

テオフィル・ゴーティエ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334100124
ISBN 10 : 4334100120
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

聖職者としての人生が始まる瞬間に絶世の美女に見初められた男を描く「死霊の恋」、人妻に片思いする青年がインドの秘術を使ってその夫の肉体を乗っ取ろうと企てる「化身」など、フローベール、ボードレールらに愛された「文学の魔術師」ゴーティエによる官能の三篇。

【著者紹介】
テオフィル・ゴーティエ : 1811‐1872。フランス南部タルブ出身の作家。幼い頃に美術の道を志すも、学校を同じくするネルヴァルの影響のもと詩作の道へ進み、ユゴーの文学グループに加わる。その後、詩人として作家のキャリアをスタートする。詩作だけではなく、小説、劇評、美術批評、時評、旅行記と多岐にわたる執筆活動を行い、文壇の中心人物として活躍し、フローベール、ボードレールら多くの同時代作家に愛された。代表作に『モーパン嬢』『七宝とカメオ』など。バレエ『ジゼル』台本の共同執筆者としても知られる

永田千奈 : 東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    「文学の魔術師」というのに相応しいですね。官能と奇跡に満ちた物語に引き込まれました。

  • 星落秋風五丈原

    『アッリア・マルケッラ』 仲良し3人組がイタリアポンペイ遺跡に出かける。そのうちの一人オクタヴィアンは、ガラスケースで見つけた黒い灰の塊に、美しい乳房のくびれの丸みと脇腹のくびれを見出す。えええそんなにくっきり?ポンペイ遺跡は見に行ったけど、そんなのあったっけ?一人寝付けなかったオクタヴィアンが夜出かけるとあら不思議。昔の風景がよみがえり、あの乳房の持ち主も。『死霊の恋』と本編は、この世ならぬ者に恋する男性の物語。現実の女性がんばろう。

  • TSUBASA

    とある聖職者が魅入ってしまった魔性の女『死霊の恋』。溶岩に飲み込まれたポンペイで見つかった遺物に出会い、古代の女性に想いを馳せる『アッリア・マルケッラ』。人妻に絶望的な恋をした青年のため、怪しい医師が東洋の秘術でその夫と青年の魂を入れ替える『化身』。吸血鬼、タイムスリップ、入れ替わり、って現代でも馴染みのある題材ばかりで親しみ安かった。描かれる女性がみんな魅惑的なこと。特に『死霊の恋』のクラリモンドがエロチックでひたすらに惹きつけられた。あと『化身』はNTRかと思ったけど青年があまりに惨め…。

  • 穂垂ユキ

    評価 : 4 「人妻に恋した青年が呪術で夫と入れ替わる」というあらすじだけ聞いて面白そうなので読んでみた。収録されている短編は3つとも面白かった。一番記憶に残ったのはあとがきの「真に美しいものは、なんの役にも立たないものに限られる。有益なものは全て醜い」という言葉。

  • Decoy

    吸血鬼もの(『死霊の恋』)、タイムスリップもの・異世界転生もの(『アッリア・マルケッラ』)、入れ替わりもの・マッドサイエンティストもの(『化身』)という、21世紀の日本のマンガで幾度となく読んでいるネタが、19世紀のフランスの小説で扱われていることが興味深い。元祖であっても未熟なところは皆無で、エンタテインメントとしての完成度が高い。人生を狂わせる女性陣の魅力の描き方が、とにかく巧過ぎ。衒学的なところも嫌味に感じられず、しっかり魅力になっている。

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