ティモシー・タケット

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王の逃亡(仮)フランス革命を変えた夏

ティモシー・タケット

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560093887
ISBN 10 : 4560093881
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「よき王」ルイ16世はなぜ逃亡事件を起こしたのか?王の運命にとどまらず革命を変えたヴァレンヌ事件の真相に世界的権威が迫る

【著者紹介】
松浦義弘 : 1952年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、成蹊大学名誉教授。専門はフランス近代史

正岡和恵 : 1954年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、成蹊大学名誉教授。専門は英文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sayan

    パリ「から」逃亡した。ルイ16世とその一家だ。逃亡した王を巡り市井の人々、貴族、軍人の声や王自身の「言い訳」を多数引用した本書はフランス革命後の群像劇で、ヴィヴィッドで疾走感ある展開は読者を全く飽きさせない。滲み出る生々しさは地位を殴り捨て人間の本音になる。フランス国王からフランス人の王になるも、逃亡は人民の巨大な感情を生みだし、恐怖政治を誘った。漫画ベル薔薇もフランス革命前夜が舞台と知る。かつて赴任した某国ではパリ「へ」逃亡した王族がいた。恩赦で帰国も求心力は地に落ち逃亡「しなかった」者が国政を担った。

  • さとうしん

    フランス革命の展開に決定的な影響を与えたヴァレンヌ逃亡事件の経過と、関係者の述懐、諸派の議員たちや国民の反応、その後の展開を追う。逃亡の失敗により、国王に対する国民の敬愛や信頼が失われ、また国王の存在を前提としていた革命後の政治体制や憲法のあり方に疑念が突き付けられ、フランスは君主制から共和制へと向かうことになる。その様子も丁寧に描き出している。真に問うべきは国王がなぜ逃亡に失敗したかではなく、なぜあわや成功しそうになったかであるという視点が面白い。

  • サン・アラド・ルノー・ジェルジェンスキー

    一読者としては、ルイ16世(とマリー・アントワネット)の株がひたすら下がり続ける一方で、微妙にブイエ将軍の株が上がった一冊だった。

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