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アベベ・ビキラ 「裸足の哲人」の栄光と悲劇の生涯 草思社文庫

ティム・ジューダ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794223937
ISBN 10 : 4794223935
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1964年、東京オリンピックのマラソン競技で、日本人に鮮烈な印象を与えたアベベ選手。4年前のローマ大会を裸足で走って優勝、東京大会で史上初の二連覇を成し遂げたこの無名のエチオピア人は、その寡黙で禁欲的な姿勢から「裸足の哲人」と呼ばれ、多くの尊敬を集めた。エチオピア最後の皇帝ハイレ・セラシエの親衛隊兵士でもあるアベベは、次のメキシコ大会で前人未到の三連覇を目指すが、途中棄権を余儀なくされる。はたして哲人に何が起きたのか…。輝かしい栄光に満ちた前半生と、悲劇的な躓きの果てに車椅子に身を預けた後半生。劇的なその生涯を追う。

目次 : 第1章 大地の子/ 第2章 北の国のコスモポリタン/ 第3章 ローマへの道/ 第4章 ローマの衝撃/ 第5章 王者たちの帰還/ 第6章 栄光の日々/ 第7章 東京の奇跡/ 第8章 メキシコの失速/ 第9章 それぞれの墓碑銘

【著者紹介】
ティム・ジューダ : ジャーナリスト・作家。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒業後、BBCワールドサービスのアフリカ担当としてキャリアをスタート、タイムズ、エコノミストの通信員としてバルカン諸国やアフリカの紛争地帯を取材してきた。エコノミストへの寄稿のほか、タイムズ、ニューヨーク・レビュー・オブ・ブック、ガーディアン、サンデー・テレグラフ等に執筆

秋山勝 : 立教大学卒。出版社勤務を経て、翻訳の仕事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takao

    ふむ

  • うたまる

    「この優勝はエチオピアだけの勝利ではなかった。それはアフリカにとっても歴史に残る一日だった」……アフリカ黒人初の金メダリスト、アベベの伝記。日露戦争時の日本がそうであったように、アベベの偉業もまた世界中の有色人種に勇気を与えるものだった。優劣は人種に規定されるものではなく、才能の発見とその弛まぬ研鑽によるのだと。しかし、それを証明した後アベベもエチオピアも失速し、西洋を追い越すことはできなかった。彼らに足りなかったのは継続性。即ち、才能を探し続けることと磨き続けること。才能頼みだけでは神頼みと変わらない。

  • MK41

    サブタイトル通り「栄光と悲劇」の生涯をエチオピアの情勢や元トレーナーや関わった人物の証言を読みながら感じた。 「裸足の哲人」と呼ばれる寡黙な人物ながら、メダリストとして英雄と扱われてるなか、徐々にアスリートの生活から離れていく生活はよくある話かなと感じた。 マラソンはスタミナと持久力が求められる。 前半30キロは長時間にわたって高速を持続する能力がスタミナが求められ、いかにスタミナを消耗することなく30キロ地点に到達するか。 残り12キロは高速を維持する能力より、走り続ける持久力がポイント。

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