ティム・オブライエン

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物語を信じること

ティム・オブライエン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861829765
ISBN 10 : 4861829763
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

遠い戦地で兵士だった時代について、腹を割って、君に話してみたい。戦争の真実を伝え続けて著名なベトナム帰還兵の作家による、五十歳を過ぎて生まれた二人の息子と、いつか去り行くこの世界への、慈愛に満ちたメッセージ。

目次 : 息子への手紙/ メイビー・ブック/ こげ、こげ/ 物語を信じること/ 父の幻影/ ホームスクール1―二つの頭/ マジックショー1/ 寿司/ 父親のプライド1―十五丁目通りの男/ 子どもの幸せ/ 父親のプライド2―母の死とティミーの言葉/ もしも/ 父のヘミングウェイ1/ ホームスクール2―手紙/ 七面鳥世界一の町/ 父親のプライド3―理性の放棄/ 父親の平和主義/ 父のヘミングウェイ2―フィクションとノンフィクション/ ホームスクール3―戦争を支持するのなら/ ティミーの寝室のドア〔ほか〕

【著者紹介】
ティム・オブライエン : 1946年ミネソタ州生まれ。マカレスター大学政治学部卒業後、1969年から1年間ベトナムで従軍。除隊後ハーヴァード大学大学院博士課程で政治学を学び、1973年に自らの体験をもとにしたノンフィクション『僕が戦場で死んだら』(中野圭二訳、白水社)を出版。『カチアートを追跡して』(生井英考訳、国書刊行会)で1979年に全米図書賞を受賞した

上岡伸雄 : 1958年生まれ。アメリカ文学者、学習院大学教授

野村幸輝 : 1965年生まれ。アメリカ文学者、旭川市立大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • seacalf

    思わぬ掘り出し物。あのティム・オブライエンがこのような本を出していたとは。かなり高齢になってから2人の子を授かった彼が息子達に向けて想いの丈を綴る。度を超えた溺愛っぷりが微笑ましい。似た境遇なのでよくわかる。単なる息子達へのラブレターではなく、ティム・オブライエンと言えばベトナム戦争であり、その多くの考察も非常に読み応えのある内容となっている。ヘミングウェイについても然り。「戦争」=「集団殺戮(子供を含む)」について真摯に向き合う姿に敬服する。自分も日々湧き出る愛情や教え伝えたい事を書き残したくなった。

  • くさてる

    50代で父親になった著者が、まだ赤ん坊だった息子たちに向けて書き始めたエッセイ集。全身で息子を「愛している」と叫ぶような父親の乳飲み子だった息子たちはやがて成長し、思春期に突入したりする。その時々の場面で父親として己自身にも向き合っていく著者の言葉は重く、力強く、諦念の中にも明るさがあった。ティミーがグラノーラを上げたいと願った帰還兵の男は、ティミーの父親の姿でもあったのではないかな。著者の「本当の戦争の話をしよう」を読み返したくなりました。

  • どら猫さとっち

    「本当の戦争の話をしよう」などで、ベトナム戦争を体験したティム・オブライエン。彼が2児の父親となって、子どもたちに伝えたいことを綴ったエピソード。これは子どもたちに伝えることと同時に、父親としてあるべきことの覚え書きといってもいいだろう。そこには父親としての優しさも厳しさも、人間としての尊厳も込められている。眼差しの温かさが溢れている好著。

  • geromichi

    オブライエンにハズレなし、渾身の傑作と思います。表紙で判断しないで!

  • 19番ホール

    『本当の戦争の話をしよう』の副読本であり、ヘミングウェイと文学に対する鋭い批評であり、そしてひとりの作家が未来の息子たちへ送る手紙でもある。邦題が直球すぎてエモに振り切りすぎてる気もするけど、中身は素晴らしかった。

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