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ISBN 10 : 4794811543
Content Description
人類が取るべき共存の形式とは何か。あらゆる暴力の源泉にある「人間的なもの」。他者性排斥と善悪二元論に打ち克つための、万人に求められる思考実践。
目次 : 序 恐怖と怨念のあいだで/ 第1章 野蛮と文明(野蛮であること/ 文明化されているということ ほか)/ 第2章 集団的アイデンティティ(文化の複数性/ 構築されたものとしての文化 ほか)/ 第3章 諸世界間の戦争(戦争する、それとも愛し合う?/ 宗教戦争と政治的紛争 ほか)/ 第4章 暗礁のはざまをすり抜ける(アムステルダムにおける殺人/ 反イスラム闘争 ほか)/ 第5章 ヨーロッパのアイデンティティ(アイデンティティを求めて/ 一体性の基礎としての複数性 ほか)/ 結 善悪二元論を超えて
【著者紹介】
ツヴェタン・トドロフ : 1939年ブルガリア、ソフィア生まれ、2017年パリで死去。当初構造主義的文学理論家として出発したが、1980年代から他者、全体主義体制における人間の精神生活、善悪二元論といった問題に関心を寄せるようになり、作家論、美術論、現代社会論といった幅広い領域で活発な執筆活動をおこなった
大谷尚文 : 1947年生まれ。石巻専修大学名誉教授。19世紀フランス詩専攻
小野潮 : 1955年生まれ。中央大学文学部教授。19世紀フランス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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