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ISBN 10 : 4910214755
Content Description
恋人のモアと一緒に日本のとある研究所を訪れた「僕」。
その目的は、病死後9年間冷凍保存されている、モアの夫を蘇らせるためだった。
3人の作家によるアンソロジー『愛、別れ、死に関するショートストリー』に収録された短編小説。
著者インタビューより
「ふと思ったんです。技術によってもたらされる生活の変化は数えきれないほどあるけれど、もっとも根本的なのは生命、つまり死と誕生の問題だと。もしそれが解決されたらいったい何が起こるだろう。その解決は、もしかすると解決ではないのかもしれない。そうして、何らかの形で復活が可能になったときに生じるジレンマやアイロニーについて書いてみようと思ったのです」
*著者インタビューは「クオンの本のたね」に掲載しています https://note.com/cuon_cuon/
【著者紹介】
鄭智敦 : 1983年大邱生まれ。2013年に文学と知性社の文芸誌『文学と社会』の新人文学賞に短編小説「盲目の梟」が当選しデビュー。若い作家賞大賞、文知文学賞、金容益小説文学賞などを受賞
尹朋美 : 島根県生まれの在日コリアン3世。韓国外国語大学卒業後、語学学校や大手企業、官公庁で日本語を教えるかたわら、翻訳の仕事を手がける。2016年から韓国文学翻訳院翻訳アカデミー特別課程、翻訳アトリエ課程で学ぶ。訳書にキム・ヘジン『オビー』(カン・バンファ共訳、書肆侃侃房)、ZINE『udtt book club』のメンバーとして韓国文学を紹介している。第8回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」にて「僕の彼女の彼氏」で最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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