チャールズ ブコウスキー

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パルプ ちくま文庫

チャールズ ブコウスキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480433473
ISBN 10 : 4480433473
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

バーと競馬場に入りびたり、ろくに仕事もしない史上最低の私立探偵ニック・ビレーンのもとに、死んだはずの作家セリーヌを探してくれという依頼が来る。早速調査に乗り出すビレーンだが、それを皮切りに、いくつもの奇妙な事件に巻き込まれていく。死神、浮気妻、宇宙人等が入り乱れ、物語は佳境に突入する。伝説的カルト作家の遺作にして怪作探偵小説が復刊。

【著者紹介】
チャールズ ブコウスキー : 1920‐94年。ドイツ生まれ。3歳でアメリカに移住。LAシティ・カレッジ中退ののちアメリカ各地を放浪し、24歳で最初の小説を発表する。その後は郵便局に勤務しつつ創作活動を続ける

柴田元幸 : 1954年、東京生まれ。米文学者・東京大学特任教授。翻訳家。アメリカ文学専攻。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。ポール・オースターなどアメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、文芸誌「Monkey」の責任編集を務めるなど、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 旅するランナー

    荒唐無稽、下品下ネタ、意味不明。ハードボイルド探偵モノに、美人死神や宇宙人やアホな奴らが乱入し、支離滅裂になっていく。くだらなさも、ここまで徹底すると、カルトな面白さが生まれてくる...いや、いや、とんでもない、この本を手にすることは、時間の浪費に過ぎないです。でも、柴田元幸氏の名翻訳と東山彰良氏の名解説が読めるんだよね...いや、いや、それでも、誰にもオススメしませんよ。よく復刊したな、筑摩書房。

  • ケイ

    いい加減で適当さが半端なくて、こんな変なこともさもありなんと思わせてくれる。全部夢なのか、トリップしてるのか…、真面目にぶっ飛んでいる。だから、まともに理解なんてしちゃいけない。作品の持つリズムに身をまかせる。ただのおかしな話にならないのは、サビに効かせているセリーヌだろう。随分と前に読んだときは、セリーヌ書いた著作の内容をすっかり忘れていたが、去年にセリーヌを読み直したし、今は西海岸にいるから、再読にぴったりのタイミングだった。愚かでいるのも、それはそれで大変よね、ブコウスキーさん、あなたは立派。

  • マエダ

    ”要するにいま、宇宙と死にはさまれて座っている。””全ては無意味だと考えるとする。でもそう考えるなら、全く無意味ではなくなる。”こんな感じの読後感。とても好みの一冊。

  • やいっち

    本文 読了の際、これは傑作じゃないか! と思わずつぶやいた。ブコウスキー作品についての評としては相応しくないかもしれないが、彼の作品の中では一番纏まってるかも。ネタバレになるので書かないけど、結末がイメージされた瞬間 この作品が一気に成ったかも、などと感じた。探偵ものだが、知る限りこんな下卑て奇妙奇天烈、ハチャメチャな作品はないのではないか。宇宙人まで登場する。だが、小説を少しは読んできた吾輩の読む手を止めさせない。物語作りの秘訣を得ているのだ。訳者は柴田元幸氏。さすがに目がある方だ。

  • コットン

    史上最低の私立探偵にいろんな依頼が舞い込むが・・・。とあほらしい話が満載な探偵小説で、唯一セリーヌの生年月日が分かる所が山場かなァ――。

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