チャールズ・l・ハーネス

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パラドックス・メン(仮)竹書房文庫

チャールズ・l・ハーネス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801920040
ISBN 10 : 4801920047
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

時は2177年、舞台はアメリカ帝国。物語はひとりの男が権力者の寝室に忍びこむところから始まる。その男こそが“盗賊”アラール。記憶を失くし、名前を失くし、不時着した正体不明の宇宙船より現れた男。権力を一手に握った、悪しきアメリカ帝国宰相ヘイズ=ゴーントを討つ力を持った、唯一の男。帝国警察に追われる中、ケイリスという女性と逢いしアラールは、彼女に命を救われる。はじめて逢うにも関わらず記憶を揺さぶられ、その理由根拠は一切不明。この時を境にアラールを中心として宇宙は回りだす。謎多き宇宙船トインビー22、全知全能の男メガネット・マインド、ヘイズ=ゴーントとの対峙、フェンシングによる決闘…時間は縮み空間は歪む。複雑怪奇にして不羈奔放の物語。これが!ワイドスクリーン・バロックだ!!

【著者紹介】
チャールズ・L.ハーネス : 1915年テキサス州に生まれる。1947年に短篇「時間の罠」でデビュー。1953年に刊行された『パラドックス・メン』は、ハーネスの代表作のひとつ。2005年9月に逝去

中村融 : 1960年、愛知県生まれ。中央大学法学部卒、翻訳家、アンソロジスト。主に英米のSFや幻想文学の紹介に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • HANA

    遥かな未来、帝政となり再び奴隷制度を採用したアメリカ。特権階級に反抗するは謎の組織「盗賊」、その一員である主人公アラールは銀河を巡る謎に巻き込まれる。いやガワこそ未来に宇宙といったSFだけど、その実はサーベルによる決闘や敵の婦人との恋といった王道もののストーリー。ワイドスクリーン・「バロック」とはよくも名付けたものです。全体的に相対性理論をバックボーンとしているのですが、数学どころか算数で止まっている自分にはそこの所は理解不可能。ただ王道を行くストーリーの謎と静かなラストまで夢中になって読むだけでした。

  • ヘラジカ

    これまで翻訳されてこなかった古典SFというと身構えて読んでしまうが意外なほどすんなりと面白い。ただ、素人目にも評価が遅れた理由がなんとなく分かってしまう。上っ面だけ見ると三文小説と取られかねないからだろう。よくよく読むと軟弱なスペオペとは一線を画する作品で、解説で引用されている作家や評論家の絶賛評通り、このジャンルの先駆けとしてSFファンにとっては必読の小説ではないかと思う。"SF史上屈指の傑作"かどうかは議論があるかもしれないが、重要作なのは間違いない。娯楽小説としても文句なし。

  • あたびー

    五年前に不時着した飛行体は開発途中で未だ一度も飛ばされたことのない物だった。その中から救出されたのは一人の男と小動物。男アラールは奴隷制に逆戻りしたアメリカ帝国政府に反逆する組織「盗賊」の一員となり、小動物は帝国宰相のペットになった。宰相が殺した相手ケニコット・ミュールは本当に死んだのか?アラールの正体は?物理苦手なんです。相対性理論とか本当に無理なんです。タイム・パラドックスはドラえもんがたくさん出てくる奴が精いっぱい。目まぐるしく投入される様々な理論にフラフラです。

  • 宇宙猫

    ★★ 貴族的な政体にスクリーンのために剣で戦うしかないとくれば「デューン」だけど、ストーリーは自由奔放というか破茶滅茶。人物にも奥行きがなくて面白くなかった。あとがきで「デューン」より前の50年代の作品と知る。今も古臭くはないし当時は凄く面白かっただろうけど。こういう時は英語が読めたらなと思う。翻訳はタイムリーにしてほしいな。

  • maja

    奇妙な宇宙船はどこから来たのか。盗賊アラール。美女、権力者米宰相、サディスティックな伯爵にクールな保安大臣。歴史を語るが如く未来を語るメガ・マインド。伸びたり縮んだりする時間のなかをカラフルな登場人物たちに連れられて物語はドラマチックにダイナミックに進んでいく。時間軸を踏み出せる盗賊アラールとは。宰相に「行かないでくれ」と小さな猿が泣くのは何故なのか。読めて嬉しいハーネスの壮大な宇宙小説。

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