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キャピタル 驚異の資産運用会社 日経ビジネス人文庫

チャールズ・エリス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532197735
ISBN 10 : 4532197732
Format
Books
Release Date
August/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

キャピタル
 世界最大級の資産運用会社、米キャピタル。長期の運用で過去50年以上、業界全体の上位4分の1以下に落ちたことがないという快進撃を続ける。非上場企業で、マスコミを避け、宣伝も嫌っている同社の実像はほとんど知られていない。本書はキャピタルの歴史を振り返り、成功の要因を探る。
 著者は、創立者ジョナサン・ラブラスをはじめとする経営陣の思想が、キャピタルの骨格を形成したと指摘する。彼は長期的な思考の重視、徹底したリサーチに基づく忍耐強い運用、顧客サービスの重視といった基本的な価値基準を作った。市場環境や流行に左右されない運用・投資の方針は、こうした企業文化の下で定着した。

 また、知識産業では、「スター」がもてはやされがちだが、キャピタルは個人のエゴよりもチームプレーを優先する文化を確立している。特徴的なのが複数マネジャーシステム。複数のファンドマネジャーがポートフォリオの一部ずつに銘柄選択責任を持つこの制度を取り入れたことで、資産額の拡大にも柔軟に対応でき、人材の引き抜きに悩まされることなく、高い運用実績を上げることに成功した。

 個人主義が浸透した一般的な米企業とは趣の異なる優良企業の内幕を知ることができ興味深い。


(日経ビジネス 2005/03/21 Copyright?2001 日経BP企画..All rights reserved.)

【著者紹介】
チャールズ・エリス : 1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀のMBA、ニューヨーク大学でPh.D.取得。ロックフェラー基金、ドラルドソン・ラフキン・ジェンレットを経て、72年グリニッジ・アソシエイトを設立。2001年6月に代表パートナーを退任するまでの間、イェール大学財団基金投資委員会委員長、全米公認証券アナリスト協会会長、バンガード取締役などを歴任。現在、ホワイトヘッド財団理事長

鹿毛雄二 : ユージン・パシフィック代表。1964年、東京大学経済学部卒業、日本長期信用銀行入行。長銀インターナショナル(ロンドン)副社長、長銀ニューヨーク信託社長、日本長期信用銀行証券運用企画部長などを経て、93年長銀投資顧問社長。2000年UBSアセットマネジメント会長兼社長。03年しんきんアセットマネジメント投信社長。05年4月より09年3月まで企業年金連合会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おおたん

    投資の参考用。運用会社「キャピタル・グループ」の創業から経営や投資の考え方など、歴史がわかる。また、投資の話というより、優秀な会社とは?や人材の大切やなど、ビジネスパーソンなら仕事にも役立つ話がありました。ITがない時代って、相当な労力が必要だったと感じました。◆チャンスというのは、それに備えている者に微笑むものだ◆愛想よくしていれば情報は自然に舞い込んでくる◆1973-74の暴落◆「公正」と「欲望」フェアな精神を失わず、欲望に負けないように自制◆長期的には結局、業績で決まる◆キャピタルの強み→長期的分析

  • パラオ・スパニッシュフライ

    専門的なことはわからなかったけど、お客様のお金を預かって運用するために、最高の品質を追い求めている会社であることがわかった。組織のありかた、社員の質はもちろんのこと、投資先の選別やタイミングなどお金を増やすにはどんなことが必要かというのを常に考え変化している会社である。社員一人一人が同じ目的意識で仕事をしていると、組織という形が無くなる。まさに究極の組織です。

  • dexter4620

    その世界では抜群の知名度を誇るも、日本ではほぼ聞くことのない資産運用会社キャピタル社。その社歴と特異性を『敗者のゲーム』のチャールズ・エルス氏が解き明かす。金融系の仕事をしている人間なら読んで損はないと思える一冊。

  • カモノハシZOO 

    案外面白かった。真実一路的な運用会社。生き馬の目を抜くイメージの業界にこんな会社有るんかしら、30年前に戻って入社したい。能力的に無理か、アッハッハ お粗末。

  • Orange

    読み物としては面白かった。が、ビジネス書として役に立つかというと、この本に書かれていることは、再現性が低いと思われる。つまり、あまり参考にはできない。「誰かが真似しようたって、それは無理だ。本質を十分理解していなければ、かえって滅茶苦茶になるだけさ」。(P57)なのである。でも、驚異的な組織を作りたいという人には、なにかしらの示唆を与えるものかもしれない。

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