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世界最悪の旅 世界探検全集

チェリー・ガラード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309711904
ISBN 10 : 4309711901
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

探検とは知的情熱の肉体的表現である―20世紀初頭に繰り広げられた南極点到達競争のドキュメント。ノルウェーのアムンセン隊に遅れること僅か一カ月余。南極点に到達しながらも、帰路、全員が死亡した英国・スコット隊。この「世界最悪の旅」に、動物学者・ウイルソンの助手として同行していたチェリー=ガラード。奇しくも、第一帰還隊に編入され生還した彼が、その悲劇的な探検行の真実を綴った凄絶・迫真のノンフィクション!

目次 : 南極探検の歴史/ 第一の夏/ 冬の行進/ 第二の夏/ 第三の夏/ 極地への歩み/ 帰還行程/ 遭難の批判

【著者紹介】
アプスレイ・チェリー=ガラード : 1886‐1959。オックスフォード生まれの動物学者。24歳で、スコットを隊長とするイギリスの南極探検隊に参加。首席科学隊員であった動物学者ウイルソンの助手としてペンギンの発生学研究等に従事、冬の行進で“世界最悪の旅”を体験した。南極行進にあたっては第一帰還隊に編入され生還。隊内誌「ポーラー・タイムス」の編集を務め、隊員の人気者であった

加納一郎 : 1898‐1977。大阪生まれ。北海道帝国大学農学部を卒業。北大スキー部OBで日本のスキー登山の草分け。大阪朝日新聞、農林省林業試験所などに勤務するかたわら極地探検を研究。特にわが国の第一線探検家に大きな影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    表紙絵イラストは、南極点初到達を目指して帰路亡くなったスコットの墓だ。20世紀初頭、マイナス60度を越す極寒の地で繰り広げられた南極点到達競争。夢破れ、ほぼ全員が死亡した悲劇のスコット隊の、数少ない生存隊員が綴る。1909年アメリカの探検家ロバート・ピアリーが北極点に人類初到達した知らせを受けて、急遽南極点に切り替えた。電報でこの知らせを受け取ったスコット隊は驚愕。著者も“だまし討ち”という印象を持ったそうだ。単独到達ではなく二チームが目指すのならば、報道も過熱する。

  • テト

    20世紀はじめの極地探検ブームでの南極点到達を行ったスコット隊の一部始終をまとめられた本。少し時間が前後して読みにくかったところもあったが、こんなにも詳細にリアルに記録が残させているのか、読んだ今でも鳥肌のたつ南極での過酷な旅が記されていた。あの状況になって、隊員と隊員の家族を思いやり、探検を客観的にみつめ、科学としての調査を大切とした、隊員たちの一貫した生き方だった。それぞれがそれぞれに記載していた、情報量の多いレベルの高い記録の凄さを感じた。

  • カツ

    「極夜行」を読んだ流れで。南極点到達スコット隊の話。でも世界最悪の旅はそれとは別の冬の行進の方。現代とは比べものにならないであろう貧弱な装備・用具で氷点下50度の極夜を5週間もの旅。これは想像を絶する程の過酷な旅で、よくぞ生きて帰って来れたと思う。スコット隊の方も帰還途中、絶望と闘いながら刻一刻と死が迫りくるなかでの行進。最後まで毅然とした態度であったろう事は敬服に値する。読んでいて「八甲田山死の彷徨」を想い出した。

  • キャリー

    「アグルーカの行方」でも「北極男」でも言及されていた百年前の南極探検の本。この2冊を思い出しながら装備品の進化って凄かったんだなと思い知る。身体から出ていく水分が凍って大変というのは現代でも変わらないそうだけど、そういった水分で毛皮の寝袋がバキバキに凍って口を開けたままにしないと次寝る時に入れない、というのは衝撃だった。ペンギンの生態を探るためにこんなに苦労をした人たちがいたんだな…。スコット隊の記録は途中までは順調そうなのが読んでて辛かった。

  • ポルターガイスト

    いろいろ失敗してる本やなあーというのが偽らざる感想だが,南極点到達については全く知識がなかったので,その解像度は上げられたと思う。寒いのは嫌い。

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